「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

6/15 少子高齢化対策特別委員会報告

2009-06-16 03:32:09 | 子育て・子育ち
 6/15、私が属するもうひとつの委員会である「少子高齢化対策特別委員会」が開催されました。
 小児科医として是非、充実させたい施策が多くある委員会であります。充実に向け取り組んできます!

 私は、大きく分けて、以下、6点のテーマで質疑しました。
Ⅰ保育、学童保育の充実について
Ⅱ職員の補充体制について
Ⅲ障がいのある方の施策について
Ⅳ介護予防について
Ⅴ成年後見制度の周知について
Ⅵ高層マンションの子育て環境調査の進捗状況について

質疑応答の要旨を書きます。実際は、一問一答では、ありません。

****以下、要旨*****

Ⅰ保育、学童保育の充実について
①「晴海二丁目児童館等複合施設」の「学童保育」機能
小坂:今後設置を進めていく「晴海二丁目児童館等複合施設」で、「学童保育」機能をもたせるべきと考えるが、いかがか。
回答:教育委員会と「プレディ」「学童保育」のあり方を検討する中で、検討する。
小坂:晴海地域は、ますます児童数が増えるわけであり、是非とも設置を願う。

②「晴海二丁目児童館等複合施設」の屋上緑化
小坂:同施設で、「屋上緑化」をぜひ取り入れていただきたいが、いかがか。
回答:中央区の施策が、「緑化推進」であるから、屋上緑化の方向で検討する。

③「晴海二丁目児童館等複合施設」の中・高校生も入れた運営委員会の立ち上げ
小坂:同施設で、「運営委員会」を立ち上げ、利用者となる中・高校生も運営委員として入れ、幅広く声を聞く体制を整えるべきと考えるが、いかがか。
回答:立ち上げの段階から、中・高校生の声を聞き立ち上げ、運営委員会も中・高校生を入れる方向で検討する。
(小坂注、立ち上げ段階からのことは、他の議員から指摘あり)

④「晴海二丁目児童館等複合施設」の幼稚園児・保育園児がともに学ぶ「認定子ども園」設置について
小坂:「学童保育」同施設で、「認定こども園」も設置される計画であるが、「幼稚園児」と「保育園児」が、コアな時間は、同じ教室でカリキュラムを受ける体制をつくるべきと、考えるが、いかがか。
回答:認定こども園の4つの類型で言えば、「保育所型」。「幼稚園児」と「保育園児」が、コアな時間は、同じ教室でカリキュラムを受けることとなる。

⑤「学童保育」における障がいのある児童の受け入れ体制について
小坂:中央区で現状どれだけの障がいのある児童を「学童保育」で受け入れているのか。その現状は?
回答:後ほど、資料として提出する。

⑥「月島三丁目アパート」を改築し「保育園」開設について
小坂:「月島三丁目アパート」は、いつの建造物か。
回答:昭和40年。

⑦現「勝どき西保育園」園舎を改築し「保育園」「障がいのある方のグループホーム」開設について
小坂:「勝どき西保育園」園舎は、いつの建造物か。
回答:昭和36年にでき、昭和44年の区への移管。(小坂注、この部分が私が聞いた事実がやや不確か、後ほど訂正するかもしれません。)
小坂:昭和40年建造の「月島三丁目アパート」を改築し「保育園」を開設できるように、この園舎も改築し、「保育園」「障がいのある方のグループホーム」を開設することは、有効だと考えるがいかがか。
回答:都の地域計画の中では、取り壊すことが前提になっている。取り壊して公園となる予定。


⑧家庭福祉員(保育ママ)による保育の充実について
小坂:家庭福祉員(保育ママ)の本年度の現状は?
回答:13名の家庭福祉員で20名を預かっている。
小坂:新しくできた「第三次保健医療福祉計画」では、43名となっているが。
回答:13名の家庭福祉員に定員3人で、全体で43名の枠はある。
小坂:ということは、保育園児をおあずかりできる枠は、あと23名あるということである。
小坂:家庭福祉員の増員に向けた課題は?
回答:自分自身が病気になったとき代替手段がない。住宅事情として、6畳以上の部屋が必要。
小坂:部屋を区が用意する考え方は?
回答:家庭的な保育ができるかどうか。
小坂:制度的には、可能か。
回答:可能である。
小坂:ぜひとも、家庭福祉員が増えるように願う。

⑨延長保育のこどもへの与える影響
小坂:延長保育のこどもへの与える影響は、重要な問題である。実際の調査は?
回答:区での調査はない。厚労省の調査はある。たしか家庭保育の部分の重要性が書かれていた。
 区では、延長保育の「二重、三重保育」の現況をしらべ、延長保育の必要性を検討していく。


Ⅱ職員の補充体制について
小坂:福祉保健部のある課では、6名の職員のところ、2名が病気になり、4名体制でやっている。補充体制はどうなっているのか?
回答:非常勤やアルバイトを入れることや、部全体でのサポートをして臨む。

Ⅲ障がいのある方の施策について
小坂:この「少子高齢化対策特別委員会」で、障がいのある方の施策はどういうかたちで討論できるのか。担当課長が常時出席者でない。
回答:施策の中で、かかわりを持ってきた場合。障がいのある方のみの施策の場合はこの委員会では、扱わない。

Ⅳ介護予防について
小坂:介護予防効果をどの尺度で設定し、前回の期の介護予防事業の効果を判定しているのか。
回答:要介護者から抽出し、改善を判定。効果があった。

Ⅴ成年後見制度の周知について
小坂:周知が大切であるがどのように本年度はしていく計画か。
回答:区のお知らせでの掲載。秋に「社会貢献型後見人」講習会。ケアマネージャーへの周知。障がいある方の会への周知。

Ⅵ高層マンションの子育て環境調査の進捗状況について
小坂:進捗状況は?
回答:本年度も新たなを調査する。

以上、
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