「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

何が、「議論の本位」であるかを、見据えて議論を。日本の変動期を生き抜くために。

2015-07-01 12:26:54 | シチズンシップ教育
 幕末維新、敗戦とともに、日本の根幹に関わる最も重大な変動期に時代が入っていると感じます。

 その変動期において、どの方向に日本が進むかを決する重大なときが、今です。

 その決する大前提として、私達、日本人が、まず、認識しなけらばならないことは、福沢諭吉が『文明論之概略』でいうところの「議論の本位を定る事」だと考えます。
 

 すなわち、「何を何より先に解決しなければならないか」、「何が現在の切迫したイッシュであるか」をまず明らかにすることです。


 この大前提を抜きに、議論すると、何のために議論しているかわからなくなります。

 ものを見る視座が滅茶苦茶に混乱します。


 議論の交通整理をして、重要性のスケールを設定することで、議論の論旨がわかりやすくなり、かつ、不毛な議論と生産的な議論とを区別でき、議論を有効なものとすることができます。

 今、まさに、日本人に、求められていると考えます。


(参照『「文明論之概略」を読む』丸山真男)
 
 
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