こんにちは、
小坂クリニックです。
新型コロナウイルスに関して、お知らせをさせていただきます。
連日、報道がなされ、新型コロナウイルス感染症の患者さんが増えています。小児への感染(重症ではない)もあると報じられています。
●2020.2.20 12時時点
国内外発生状況 患者数 75088人、死亡者数2123人。
日本発生状況 70人 3人(各種報道を合せて記載、都の本資料では1人)
横浜クルーズ船 634人
都内発生状況 25人(海外旅行者3人、都内在住者22人)
東京都発表2020.2.21: https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/007/360/2020022102.pdf
自由時報
https://www.facebook.com/m.ltn.tw/photos/rpp.394896373929368/3004560892962890/?type=3&theater
*日本の状況まとめ: https://jagjapan.maps.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/641eba7fef234a47880e1e1dc4de85ce
*世界の状況まとめ: https://gisanddata.maps.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/bda7594740fd40299423467b48e9ecf6
*中国の状況まとめ: http://2019ncov.chinacdc.cn/2019-nCoV/
(ジャグジャパンについて: https://it.impressbm.co.jp/articles/-/19301?fbclid=IwAR33e8QFulU9T0qhyI0vOoWq629dHIENlfeUpsJe0SvdZRObyQG-9q7a22c )
現在、「流行早期」(感染源が特定できない患者発生が散見されるなどの状態)の段階であり、今後、「まん延期」(集団発生がいくつもの場所で確認されるようになるなどの状態)に入る可能性もあります。
今は、「感染症指定医療機関」で患者対応がなされていますが、「まん延期」に入ると、まちの一般開業医が、軽症の感染者の診療を担当し、「感染症指定医療機関」は、より重篤なケースの診療に当たり、大きな第1波を、医療資源を有効活用し乗り切って行くことになります。
今回のコロナウイルスの広がりにおいて、注意すべきことをまとめました。
感染の広がりのイメージ図:
(大阪大学医学部附属病院感染制御部部長・朝野和典先生スライド)
1、感染を防ぐには。
(1)手洗い・うがい http://www.city.kawasaki.jp/350/cmsfiles/contents/0000114/114231/tearai.pdf
(2)咳エチケット・マスク https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000187997.html
https://digital.asahi.com/articles/photo/AS20170120004109.html
(3)ひとごみを避ける
(4)環境整備 NHK2020.02.21
(5)感染の広がり(疫学情報)を知るには。
国 首相官邸 新型コロナウイルス感染症対策本部会議 https://www.kantei.go.jp/jp/singi/novel_coronavirus/taisaku_honbu.html
厚労省厚生科学審議会(感染症部会) :https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-kousei_127717.html
東京都:https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1007288/index.html
(6)病気自体の理解をするには。
①岡部信彦先生 解説 令和2.2.7(19分): http://www.med.or.jp/flv_movie/corona/01/index.html
書き起こし: http://www.city.kawasaki.jp/350/cmsfiles/contents/0000114/114231/COVID19_02_textver.pdf
②岡部信彦先生 解説 令和2.2.17(24分): http://www.med.or.jp/flv_movie/corona/01/index.html
③日本感染症学会・日本環境感染学会 市民セミナー令和2.2.13(1時間45分):https://www.youtube.com/watch?v=5QRX7wJ1lUE
④妊婦に関する情報
柴田綾子先生スライド 令和2.2.20 :https://slide.antaa.jp/article/view/9693e410e4f4436f
⑤随時更新論文 https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/report/t344/202003/564492.html
2、気をつけることは?
(1)日々の健康状態の把握
(2)新型コロナウイルス感染を疑う状態とは?
・風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いている。
・強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある。
(3)疑った場合の相談先は?「帰国者・接触者電話相談センター」
①平日:9時~17時 地元の保健所へ
中央区の場合、中央区保健所コールセンター 03-3541-5254
②平日:17時~翌9時、土曜日、日曜・祝日の終日
都・特別区・八王子・町田市合同電話相談センター 03-5320-4592
(4)新型コロナウイルス感染症に関する一般相談窓口
①中央区保健所コールセンター
午前9時から午後5時まで(平日)
電話:03-3541-5254
対象:中央区在住・在勤の方
②東京都福祉保健局
午前9時から午後9時まで(土曜日、日曜日、休日を含む)
電話:03-5320-4509
③厚生労働省
午前9時から午後9時まで(土曜日、日曜日、休日を含む)
電話:0120-565-653(フリーダイヤル)
3、高齢者施設等を新型コロナウイルスから守る!
(1)水際対策と面会の自粛
(2)早期発見、早期対応
(3)患者発生時、まん延防止のための感染制御チーム(ICT)との連携・協働
(4)安全な搬送体制
啓発ビデオ: http://www.kankyokansen.org/modules/news/index.php?content_id=326
4、医師会など応急診療所での感染対策の確立
(1)待合で感染しない配慮
待合での二次感染を防ぐために、順番が着たら携帯に電話するなど、待合室での混雑を避ける。
(2)適切な受診行動:もしかして新型コロナウイルス感染症かなと思ったら 病院を受診するメリットとデメリット
忽那賢志先生:感染症専門医 2020.2.19:https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20200219-00163784/
5、風評被害、差別を生まない
結核、エイズ、ハンセン病など過去の対策が、社会の差別や誹謗中傷を生んだことの反省から感染症法が06年に大幅改正され、予防や対策にあたり「人権を尊重する」との理念が盛り込まれている。
科学的認識をもち、デマに流されず、冷静に対処していく。
(基本理念)
6、経済支援策
(1)経済産業省の支援策: https://www.meti.go.jp/covid-19/
https://www.meti.go.jp/press/2019/02/20200207005/20200207005.html
(2)助成金情報
『助成金なう』:https://www.navit-j.com/service/joseikin-now/blog/?p=25680
6、新型コロナウイルス感染症について
(1)致死率 新型コロナウイルスに罹ったひとが死亡する割合(中国の約4.4万人の患者分析データより)
:http://weekly.chinacdc.cn/en/article/id/e53946e2-c6c4-41e9-9a9b-fea8db1a8f51
元データ:
元データ:
(2)全般的な知識:大阪大学医学部附属病院感染制御部部長・朝野和典先生スライド
以上