国際教育研究拠点構想につい 2019年8月30日
原子力損害賠償・廃炉等支援機構(NDF) 理事長
京都大学名誉教授 山名 元
⇒ https://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat1/sub-cat1-4/kenkyu-kyoten/material/20190830_shiryou3-1.pdf
やや過去のものですが、現在、廃炉の先頭に立たれている山名元先生のご講演。
https://www.youtube.com/watch?v=y0cVgOy9Up4
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Hajimu Yamana, President, IRID (International Research Institute for Nuclear Decommissioning)
京都大学原子炉実験所教授で、昨年8月に設立された技術研究組合国際廃炉研究開発機構(IRID)理事長も務める、山名元氏が会見した。
IRIDが取り組む福島第一原子力発電所の廃止措置について説明した。
①燃料デブリの取り出し準備関連の開発、
②使用済燃料取り出し関連の開発、
③放射性廃棄物の処理・処分関連の研究が主な研究課題だとした。
司会 服部尚 日本記者クラブ企画委員(朝日新聞)
技術研究組合 国際廃炉研究開発機構(IRID)のウェブサイト http://www.irid.or.jp/index.html
日本記者クラブのページ http://www.jnpc.or.jp/activities/news...
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 記者による会見リポート(日本記者クラブ会報2014年4月号に掲載)
果てしない廃炉への道 技術的中身について、もっと報道を 東京電力福島第一原発事故から3年。廃炉に向けて作業が進められているが、歩みは遅い。 昨夏、廃炉に必要な技術開発に取り組むために、メーカー、電力会社などが集まり、「国際廃炉研究開発機構」が発足した。その理事長を務める山名氏の話を聞けば聞くほど、未曽有の事故の後始末の大変さが伝わってきた。 1号機から4号機までの原子炉のうち、4号機については昨年11月、核燃料貯蔵プールから燃料取り出しが始まった。だが、それ以外の3機は、溶けて固まった「燃料デブリ」が、どこに、どのような状態にあるのかすらもわからない。様々な図を使って説明した山名氏は、こう語った。「見てきたような絵だが、誰も見ていない。確実なことを言える人は誰一人いない」 ロボットや遠隔操作で中の様子を見る、燃料デブリを取り出す、安全に処分する――。どれをとっても、事故前には想像すらできなかった難問ばかり。廃炉への道は遠く長い。「汚染水問題はかなり報道されているが、廃止措置についての技術的中身は深く報道される機会が少ない」と山名理事長。報道する側に重い課題を突きつけた。
読売新聞編集委員 知野 恵子