「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

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まずもって、中央区議会の表現の自由及び仲間の議員の名誉を守れなかったことを、お詫び申し上げます。一番軽微とはいえ、戒告処分に。令和2年12月3日中央区議会

2020-12-03 22:34:07 | 議会改革
 令和2年12月3日中央区議会第4回定例会本会議において、政治的表現の自由の保障の範囲内である当該議員のツイートが、懲罰動議をかけられ、懲罰特別委員会(私も委員の一人として参加)を経て、結果的に戒告の処分(議長による戒告文の読み上げ)を受けることとなってしまいました。
 戒告は、地方自治法上4段階ある議員への懲罰のうち一番軽い処分。
 (心にもない)陳謝文を本人自身が本会議場で読み上げねばならない陳謝(三番目に重い処分)、出席停止(二番目に重い処分)、除名(一番重い処分)などにはならないよう死守できたことは、不幸中の幸いであったとは言え、政治的表現に対し懲罰が課せられてしまいました。


 まずもって、中央区議会の表現の自由及び仲間の議員の名誉を守れなかったことを、心からお詫び申し上げます。

 合わせて、コロナ禍であるにも関わらず、無為に時間を浪費した区議会運営がなされましたこと、一議員としてたいへん申し訳なく思っています。
 無為に時間を浪費したとは、すなわち、一番軽い処分である戒告レベルの懲罰をかけるために、そもそも議案として提出をする必要があったのか。
 本会議の席上など必要がなく、いつでも議長から本人を呼び出し厳重注意をできるわけだから、代替手段があった。議決を省略しうることがらに対し、わざわざ、議決を持ち出し、付託委員会で前もって審議されているから本会議を30-40分で済ませることができる内容のところを、懲罰動議のため6時間半も実際にかけてしまいました。
 平常時ならともかく、このコロナ禍においては、政策立案の優先順位の誤りがあったと言わざるをえません。 


 多数派が気にいらないツイートを、数の力でねじ伏せてよいのか、私は、異議を唱えます。


 悪法も法、当該本人は、戒告処分を正々堂々と受けられました。
 以下が、戒告の対象となった当該本人記載のツイートの内容です。

 このツイートが議会の品位を傷つけたとの理由で戒告処分をしたとのことでありますが、(言葉足らずのところはあったとしても)このツイートに対し、数の力で懲罰を課したそのことこそ、中央区議会の品位を傷つけたと申し述べたい。
 ただし、一議員としてそれを止められなかったことは、猛反省いたします。申し訳ございませんでした。

 他会派の幹事長が4名、懲罰動議の発議者に名を連ねられていたため、戒告とすることに疑問を抱きつつも賛成に回らざるを得なかった議員が多数おられることを信じます。このような議会を変えて行きましょう。あとひと頑張りです。
 (余計な記載と思いつつも記載しますが、懲罰動議の発議者4名の他会派幹事長の方々も、当該本人を育てようというその思いもこの懲罰動議に一部あったとは感じています。かといって、残念ながら指導方法の一線を越えられています。)


 少しだけ、収穫もありました。
 懲罰特別委員会において、中央区議会の新たなルールが生まれたと考えています。
 秘密会であるはずの「幹事長会」及び「議会のありかた検討会」の内容を公開してよいというルール。
 今後、有効活用させていただきます。


********戒告処分となったツイート全文********

 <当該本人が11月28日発信> 

 「教育委員会の委員が区議会で何の議論もなく再選されるのが違和感しかない。

 少なくとも区民文教委員会に付託され審議されるべきでは。

 ICT化も進む教育現場において、70代以上の委員の他に、若く知見のある候補者がいなかったのか、庁内で議論はされたのだろうか。

 忖度にしか見えない。」
 

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中央区議会の表現の自由が危ない。どうか、懲罰動議の撤回をお願いします。本日、12月3日(木)中央区議会第4回定例会最終日。午後2時開会。

2020-12-03 05:44:22 | 議会改革

 本日、12月3日(木)中央区議会第4回定例会最終日、仲間の議員が、SNSに起因した懲罰動議をかけられそうにあります。

 議員への表現の自由への侵害の可能性があると考えています。

 撤回されることを期待をいたします。

 もし、動議をそのまま出されるのであれば、中央区議会の表現の自由および仲間の議員の名誉を守るため、全力で戦う所存です。

 以下、理由を述べます。

 

1、コロナ蔓延下における政策提案の優先順位の見誤り

 今、中央区議会が議論すべきことは、何か。それは、コロナ対応である。懲罰動議が、たとえ、理由があったとしても(私は、後述の通り「ない」と考えています。)、政策論議の優先順位を考え本会議で提案をするべきである。
 懲罰動議には、「懲罰特別委員会」を設置し、その審議に多大な時間をかけることとなり、その分、コロナ対応をせねばならない行政を拘束することになり、コロナ蔓延化において、区民福祉へ影響が多大。


2、懲罰動議のための書面提出の時期の無効

 動議書面は、「4名以上の議員の署名で、12月3日に議長に提出された」と議会局長から説明を受けました。
 動議書面自体は、見せられていません。
 動議書面は、事案の発生から、3日以内の提出が必要です。
 11月28日のSNS発信が原因とすると、3日以内の期限は、12月2日であり、期限が切れての提出であり、そもそも、無効。


3、問題とされるSNS発信に他人や組織への誹謗中傷、名誉毀損は、見当たらない。

 動議書面自体を見ていないため、何が問題であったか不明であるという中で、書きます。
 11月28日のSNS発信に、言葉遣いの配慮は、多少必要であったかもしれないが、他人や組織への誹謗中傷、名誉毀損は、見当たらない。
 少なくとも、本人には、他人や組織への誹謗中傷、名誉毀損しようとする悪意や意図はなかった。

 問題とされていると思われるツイートを改変して転載。●●の部分は、漢字や数字がその字数分入っていました。

 読む限り、当該議員から、区議会や●●●●会への積極的な提案、すなわち、

 ①たとえ人選案件であっても委員会付託を行うべきことの提案、

 ②任期が4年間ある委員の再選が行われたが、多くの候補者を立てた上で選ばれたのか、いつも通り2期8年間でしていただいている役職だからそのまま再選としなかったか、今回は、慣例に反してでもICTに詳しい人選をすべきではなかったかという提案、
 
 と、私なら解釈します。



  <11月28日発信> 

 「●●●●会の委員が区議会で何の議論もなく再選されるのが違和感しかない。

 少なくとも●●●●委員会に付託され審議されるべきでは。

 ICT化も進む●●現場において、●●代以上の委員の他に、若く知見のある候補者がいなかったのか、庁内で議論はされたのだろうか。

 忖度にしか見えない。」

 

4、最重要な点、今回の懲罰動議は、最も尊重されるべき表現行為のひとつ「政治的表現の自由」への侵害行為

 議員へのSNS発信は、政治的表現の自由のもと行われています。
 政治的表現の自由は、最も、保護されなければならない表現として位置付けられています。
 規制をかけるのであれば、最も厳しい明確な基準をおいたうえで、規制を受けます。
 動議書面自体を見ていないため、どのような基準をおいたかは不明ですが、相当厳格な基準が必要であり、それが置かれたとしても、その基準適用にはあてはまらないはずであり、逆に、それが当てはまるとするならば、相当ゆるい基準が設定されており、今後、様々な議員のSNS発信が制限を受けることとなる。
 議会で何が今、論点であるか、街頭やSNS発信含め様々な媒体を通じて情報発信をし、開かれた区政を担うべき中央区議会議員のあしかせとなり、結果、区民福祉は後退する。
 今回は、政治的表現の自由への侵害の可能性があると言わざるをえない。


5、比例原則に反する

 たとえ、懲罰に理由があったとしても(私はないと考えるが)、まずは、「口頭厳重注意」をするレベル。
 今回は、1期目の議員がなした行為であり、いきなり本会議で、陳謝の文面を読まさせるのは、懲罰として、比例原則に反する。
 若い議員を育てるという優しい配慮を中央区議会には希望する。


 以上

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