中央区一般廃棄物処理基本計画中間報告について充実をお願いしたい点
第1、総論
1、SDGsの指標
同指標を取り入れられていることが、有意義だと考えます。今後、環境関連の他の区の施策において、ぜひ、本指標を取り入れられることを期待致します。
2、第9章における指標の設定における数値の記載
第9章では、「取り組みを評価するための指標」を提示されています。各指標の現状と、中間目標の令和7年度、目標年の令和12年度の目指すべき数値の記載もお願いします。
理由:数値があることで、指標としての意義が出て、その数値達成を目指すことで、個々の取り組みがどれだけ達成できているかが視覚化できると考えるから。
第2、各論
1、中央清掃工場における温室効果ガス排出量の削減
中央清掃工場における温室効果ガス排出量の削減を、「ごみ減量目標」とともに、大きな目標のひとつとして盛り込んでいただけますようにお願いします。
理由:温室効果ガス削減が、地球規模で問題なことは書かずとも自明。「ゼロエミッション東京戦略」の記載もある(p.14)。中央清掃工場は、大きな発生源のひとつであり、その実態を明らかにすることで、ごみ削減のインセンティブを高めるため。
2、中央清掃工場の長寿命化
中央清掃工場の長寿命化に関する記載を願う。
理由:コロナのこともあり、財政難になっている。いずれの建築物においても長寿命化が大事であり、特に清掃工場の建て替えは莫大な金額が必要となり、今、そのねん出は厳しい。長寿命化に向け、なにができるか、いつまで長寿命化できるか、記載を願う。
3、粗大ごみ等からの資源回収の拡大(P.86)
粗大ごみを自分で収集場所にもっていけば、費用を免除などするような、円滑な回収ができる取り組みの追加記載を願う。
理由:粗大ごみ回収コストを削減するのと、粗大ごみが回収されず長期間放置され、通行の邪魔になっていることを解消するため。
4、フードドライブに関連した「中間支援団体」
食品ロスの削減におけるフードドライブで得られた未利用食品の配分を担当する「中間支援団体」の記載の追記(P.81)を願う。
理由:食品ロスの削減におけるフードドライブで得られた未利用食品の配分を担当する「中間支援団体」があることで、集められた未利用食品がスムーズに、支援先に流れる仕組みが構築できる。「中間支援団体」を立ち上げが急務であり、記載の追記を願う。
5、区の事業者としての取り組みにおける「ペーパーレス化」(P.82)
区の事業者としての取り組みにおいて、「ペーパーレス化」を独立して新たに③をつくり追記願う。
理由:オンライン化が進み、結果、「ペーパーレス化」へとつながるはずである。現在の紙の使用量を明らかにすることで、その削減の意識を高めるため。なお、民間事業者には、紙類の分別の徹底を項目建てしており(p.84)、平等性を期すためでもある。
6、使い捨てプラスチック類の削減の強化
さらなる強化として、主たるプラスチック類の分別マニュアルの作成について追記願う。
身の回りのプラスチックを6分類(①ポリエチレン・レジ袋/②ポリプロピレン・パンなどの袋/③ポリスチレン・トレイ/④ポリ塩化ビニル・ビニールやパイプ/⑤ポリエチレンテレフタラート・ペットボトルや繊維/⑥ナイロン)を厳格にし、資源化を効率化する。なかなか、難しいため、6分類に向けたマニュアルを作成するとともに、携帯に読み取らせればその組成を判別くれるソフトを公開する(8参照)。
6分類にきちんと分類して持参した場合、ごみ処理券をプレゼントするなど対価を得られるようにすることで、インセンティブを高める。
理由:サーマルリサイクルを減らし、温室効果ガス発生を抑えるとともに、資源活用できるようにするため。
7、第10章 生活排水処理基本計画の記載の充実(p.90)
1ページでおさめるのではなく、下水の分流式、合流式のそれぞれの割合も記載し、分流式を拡大していく旨、記載の充実を求める。
理由:東京湾を、豪雨時などで、あふれたし尿により汚染を防ぐため。
8、AI活用によるごみ分別の判別
カメラをかざすことで、AIが、その分別はどのようにするか、即座に応えるソフトの導入を願う。
理由:判別に迷わないように補助するため。
9、安心・安全なごみ収集・資源回収のありかたの検討でのコロナ禍の対応
ごみの収集で収集員がコロナ感染を来さないように注意を喚起する文章の追記。
理由:収集員のコロナ感染リスクが時々報道されているため。
以上