2023年は、子ども達の意見表明権がクローズアップされる年になると考えます。
同時に、ブラック校則も子ども達自身の手で、改正されていくものと期待を致します。
毎日新聞の集計調査に感謝。
****毎日新聞2022.12.30******
2023年、初の出会いの本『思春期からの虐待予防教育』森岡満恵著。
家庭科においても、親になるということを、伝えて下さっているのですね。
小児科医として子ども達に伝わってほしいと思う内容が、ラインナップされています。
小児科医が課題として考えていることは、思春期から親となっていくところのサポートの手薄さであり、その課題感があったからこそ、成育基本法において、その支援の重要性が謳われました。
で、実際にどうするの?ということですが、森岡先生が大阪府立堺工科高校の家庭科で予防教育を実践されています。
実践例は以下。
1,中絶と避妊
2,妊娠中の注意
3,産褥期の状態・産後うつ
4,夫・父親の役割
5,0~2ヶ月:昼夜逆転・3時間おきの授乳・母親の睡眠不足
6,子どもの成長
7,愛着の形成
8,赤ちゃんの泣きと揺さぶられ症候群
9,正しい睡眠
10,子どもの遊び、ゲーム・スマホ依存
11,家庭内事故
12,体罰の肯定観の修正
13,ペアレントトレーニング
14,公的機関の活用
15,生育歴の振り返り
16,虐待の要因の理解
******アマゾンより*******
子ども虐待が起こる背景には、親や子どもの身体的・精神的要因から社会的・経済的なものまで、様々なリスク要因が潜んでいると言われている。思春期の男子生徒も含む若者に効果的な虐待の予防教育は? 望まない妊娠や若年での妊娠・結婚、貧困や孤立、赤ちゃんの「泣き」や揺さぶられ症候群、子どもの障害や睡眠、世代間伝達、体罰の肯定感等について授業実践を元に平易にまとめた一冊。
目次
はじめに
序章 親になる前の教育
第1章 望まない妊娠と若年妊娠の予防
第2章 虐待の予防のための子育ての知識と体験
第3章 貧困と孤立
第4章 母親の心身の状況
第5章 赤ちゃんの“泣き"と揺さぶられ症候群
第6章 子どもの側の問題
第7章 世代間伝達の予防
第8章 体罰の肯定観の否定
第9章 虐待要因の理解と予防策のまとめ
終わりに
******ご参考、厚労省資料より*****
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000493890.pdf
成育基本法の概念図(いわゆる、「山手線と総武線」)