小児科医であり、子どもの声の代弁者のひとりとして、今までも活動をしてきたつもりです。
不登校、いじめ、学校のクラスの騒がしさ、それらの問題を診察室の中で聴いてもそれらは、診察室の中だけでは解決ができず、10年以上前から完全無所属の中央区議会議員としてもその改善を議会からも働きかけを行って来ました。子どもの声をダイレクトに議会にも反映してきたと思っています。
この度、「日本子ども虐待防止学会」のシンポジウムで、本会の存在を知り、自分なりのアドボカシーの考え方を他者と一緒に考えることができる場に参加できることを、たいへんうれしく思っています。
是非、本会に属しながら、思いを同じくする皆様と、アドボカシーを一般的なものとして、子ども達の意見が、普通に出せ、そして尊重される国となるようにしていければと考えます。
私自身はそのためにも、小児科医の間でもアドボカシーを考えている方々が多くおられ、その小児科医ともさらなる連携を深めることができればと考えています。
本会には、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、教師、児童養護施設関連の方々も多くおられ、なかなか、日頃、意見交換をしたくとも連携の取れる場がないため、現場の状況なども教えていただき、意見交換ができることもまた楽しみにいたしております。
*******公約11********
2023年5月5日こどもの日に、各紙は、こどもを考えどのようなメッセージを発信しているか。
こども基本法が施行した大事な年度であり、各紙の論の展開に期待をして見てみました。
朝日新聞:えっ、子どもとまったく関係なし。やや残念。その社説、大事なのはわかるけれど、5/5でなくてもよかったのでは?
毎日新聞:真正面から、子ども基本法と子どもの権利条約(私の公約11関連)
東京新聞:有機野菜と有機米を学校給食へ導入、まさに中央区でも拡大していきましょう(私の公約14関連)
日経新聞:子どもの課題の一般論
読売新聞:子どものメディア接触の問題(私の公約3関連)
産経新聞:子どもの心の問題、助けを求める勇気の大切さ(私の公約8関連)
それぞれに、大事な課題を取り上げて下さっていて、感謝です。
いずれも、ぜひ、中央区含め、取り組みを進めて参りましょう!
********朝日新聞 社説******
こどもの日に関係なし。
(社説)首相の解散権 恣意的運用いつまで
(社説)中国反スパイ法 社会や経済が窒息する
********毎日新聞 2023.05.05******
********東京新聞 2023.05.05******
********日経新聞 2023.05.05*******
*********読売新聞2023.05.05******************
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20230504-OYT1T50118/
こどもの日 スマホをしまって外に出よう
スマートフォンは今や子どもたちの生活にも欠かせない存在だ。四六時中、画面を見てしまい、依存気味だという子もいるだろう。たまにはスマホを置いて外に出掛けよう。
きょうは「こどもの日」だ。3年前に始まったコロナ禍で、子どもたちは「密」を避けるように教えられ、一時は友達と集まって遊んだり、遠くに出かけたりすることを我慢する日々が続いた。
この間、子どもたちとデジタルの距離は急速に縮まった。全国の小中学生に1人1台のタブレット端末が配られ、学習でインターネットを利用する場面が増えた。
外出自粛の影響もあり、自宅でスマホを使い、ゲームや動画を楽しむ機会も増えた。内閣府の調査では、1日5時間以上ネットを使う割合は、中学生で36%、高校生は50%を超えるに至っている。
スマホは、友達との交流や部活動の連絡、家族との電話など日常生活の中で幅広く使われている。しかし、そうだとしても夜遅くまでスマホに熱中し、寝不足になるような使い方は好ましくない。
大阪府などが2万人の小中高校生を対象に実施した調査では、コロナの流行が始まった後、ネット利用をやめたくてもやめられないといった依存の疑いのある子どもが増えたとの結果も出ている。
スマホの使いすぎは、大人も一緒ではないか。これでは子どもに注意しても説得力を欠いてしまう。家族でスマホの使い方を話し合い、時には思い切って「脱スマホ」の時間を作ってはどうか。
兵庫県や香川県では、子どもたちがスマホやゲーム機から離れ、外遊びを楽しむ「オフラインキャンプ」を実施している。自然の中で人と接するうちに、スマホがなくてもイライラしなくなるなどの効果があったという。
デジタル空間から離れ、実際に体を動かしたり、自然や文化に直接触れたりして、豊かな感性を育んでほしい。スマホでのやり取りに追い立てられるような使い方を見直すことが大事ではないか。
経済状況によって、子どもに様々な体験をさせるのが難しい家庭もあるだろう。福岡県は今年度、コロナ禍で体験活動が不足している子どもたちのために、公立の美術館など38施設の入館料を小中学生はすべて無料にしている。
こうした例も参考にして、自治体や企業、民間団体には、様々な知恵を絞ってもらいたい。
「スマホよりも面白いことがある」と分かれば、子どもたちの世界はもっと広がるはずだ。
********産経新聞2023.05.05********
https://www.sankei.com/article/20230505-PH45Y2RYZ5LSNC6G6L5C5W46PA/
こどもの日 楽しい気持ちを大切に 相談する「勇気」を持とう
ゴールデンウイークのさなかですが、楽しく過ごしていますか。
「はい」と答えた人は、家族や周りの人に感謝して、お休みをぞんぶんに楽しんでください。
もしかしたら、おうちの手伝いをしている人もいるかもしれません。それでも朝、元気に起きられたなら気分は上々のはずです。今日も一日、がんばりましょう。
この3年間は新型コロナウイルスの感染拡大で、大人も子供も思うように外出できない毎日を過ごしてきました。やっと学校に行けるようになっても、マスクをつけて手洗いを何度もして、給食の時間も黙って食べなくてはいけませんでしたね。今ようやく、そうした制限がない元の生活に戻りつつあります。
ところが、気になるこんな発表がありました。国立(こくりつ)成育(せいいく)医療(いりょう)研究(けんきゅう)センターというところが行った「コロナ禍における親子の生活と健康の実態調査」です。令和2~4年の3年間、小学5年生から高校1年生の子供と親を対象に、親子の生活や健康がコロナ禍でどんなふうに変化したかを調べたのです。
すると、一昨年と去年を比べて全体で「相手の気持ちを思いやったり共感したりできる(向社会性といいます)」人の割合が増えていました。これはとてもいい傾向です。
一方で「気分が落ち込んで何もする気にならなかったり、ゆううつな気持ちになる(抑うつ傾向といいます)」という人の割合も調べました。すると、一昨年は11%だったのが、昨年は13%と少し増えていたのです。
ところが、お父さんやお母さんらにも聞いたところ、その割合はよくなっていました。子供にとって3年間はとても長いので、大人と子供では心や体の健康が戻ってくる時間が違うのかもしれません。
皆さんはどうですか? 前は楽しかったことが最近は楽しくなかったり、勉強や運動をするのが面倒だなと思ったことはありませんか。
もしそんなふうに感じることがあったら自分だけだと思わないで、誰かに相談してみましょう。家族でも友達でも先生でも、おじいさん、おばあさんでもかまいません。
人に自分の気持ちを打ち明けるのは勇気がいることです。でも、コロナ禍は世界中の人たちの生活を大きく変えました。あなたが少しつらい気持ちになったとしても、ちっとも不思議なことではないのです。
またこんな調査もありました。コロナにかかった子供の100人に4人は、1カ月以上たっても熱やせきが出たり、食べたときに味を感じなかったりする症状があったそうです。後遺症(こういしょう)といいます。心当たりはありませんか?
人は、何かを楽しいと思う気持ちが大切です。何か変だな、不安だなと感じたら、勇気を出して誰かに話をしてみましょう。きっと助けてくれる人がいます。それはあなた自身が大切な存在だからです。そのことだけはずっと、忘れないでいてほしいと思います。
毎年のことですが、毎日新聞は、みどりの日は、気合が入っています。
第一面がみどりに変身します。
毎日気合が入っている新聞ですが、みどりの日の気合のいれようもまた、魅力的です。
ご参考までに、5/4と今日5/5の第一面を比較してみます。
毎日新聞様、どうか、地球温暖化防止の先導をお願いします。
がん教育の大切さが、述べられている記事。
がん教育で織り込むべき内容も、網羅されています。
●がんの発症機序、すなわち、細胞の老化であること
●がんは、予防できること、すなわち、①禁煙、②HPVワクチン、③アルコールを適度に
●がん検診の重要性、5検診、
●がんの治療、すなわち、いろいろな治療を包括的に行うこと
●がんの痛み対策、すなわち、心も含めた早期から緩和治療
●がんの民間療養、代替療法とのつきあいかた
健康教育の推進は、私の大事な公約3です。
********毎日新聞2023.05.01********
*******公約3*******