北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

お岩稲荷神社は二つある?

2007-12-09 23:50:17 | Weblog
 東京は快晴。二週間にわたって週末を使えなかったので、久しぶりの自転車による都内巡りです。

 今日は春日から出発して、西方面の新宿~中野方面を巡ってきました。

 西新宿は高層ビルが林立しているのですが、そのわずか西側は渋谷区の本町界隈。ここは木造密集地域で、二階建てくらいのアパートや一軒家が建っていて道路も実に細いのです。

 とても高層ビル街のすぐ近くにこういう場所があるというのを東京の多様性というのかどうかは難しいところ。やはり土地という動かせない財産を有効に使ってはいないと評価せざるをえないのではないでしょうか。

 しかし二階建ての家越しに新宿の高層ビルがすぐ近くに見える風景って、独特の景観ではありますが。

  

    ※    ※    ※    ※

 新宿からの帰り道に四谷の於岩稲荷田宮神社(お岩稲荷)にお参りをしてきました。

  

 歌舞伎の俳優さんが演じる前にお参りに行かないと事故に遭う、などという変な評判もありますが、実在のお岩さんは田宮家を盛り立てた賢婦の見本みたいな人だったよう。

 お岩さんが信仰して田宮家が盛り返したのがお稲荷さんで、それにあやかろうとお岩稲荷と呼ばれるようになったのだとか。

 それがやがて文化文政時代に、歌舞伎が全盛となったときに鶴屋南北が有名な「お岩」という名を借りて、おどろおどろしい怪談話を創作し、見事に大当たりになったというのが四谷怪談とお岩さんの物語。

 実際のお岩稲荷田宮神社はそんな不気味さはありません。場所は四谷三丁目の交差点から南南西方向。

 明治の頃、一度ここが火事になった際に、「四谷じゃ遠すぎるので新富座の近くに移転して欲しい」という要望を受け入れて、当時隅田川沿いにあった田宮家の屋敷の中に新しくお迎えをしたのが、今中央区新川にあるお岩稲荷神社です。

 その後四谷の本家も再興したので、今では都内にお岩稲荷は二つあるのです。こんなところも東京の不思議かも。


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【番外編】調子に乗って天津飯

2007-12-09 23:29:26 | Weblog
 一人暮らしって、卵を一ダース買うと消費するのが結構大変です。自己責任で食べればよいのですが、しばしば賞味期限切れになりかけてしまいます。

 そんなときの、卵消費作戦に適しているのが天津飯。卵に甘酢あんをかければもうそれだけで立派な料理になるのでお手軽です。



 甘酢の味は、酢と黒酢を足したり砂糖を足したりしながら微調整。これに少量の中華スープを入れてベースは完成。卵が焼けた後に水溶きかたくり粉を入れてとろみをつけますよ。



 卵も中華鍋で簡単にできちゃう。半熟で裏返すのはちょっと大変ですが、裏も少し焼いておきます。



 ご飯をよそって、卵を乗せたらさっきのあんかけの素にかたくり粉を入れてとろみをつけ、卵の上からかければもうできあがりです。

 今回はご飯を少し盛りすぎて、甘酢あんが足りなくなってしまいました。味のないご飯だけ残るのは少し虚しかったです。今度は甘酢あんをたっぷり作っておくことにします。



    ※    ※    ※    ※

 今日は冬型の気圧配置で快晴の東京。相変わらず自転車で中野区界隈を巡ってきました。

 関東の冬って本当に明るいですね。自転車巡りには格好の季節です。

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