北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

女性の社会進出

2007-12-20 23:44:28 | Weblog
 今日はちょっとした勉強会をしているメンバーでの忘年会。誰のストレスがどう溜まっているのか、夜遅くまで飲んでしまいました。

 今日だけ飛び入りで参加してくれた、ある建築会社の幹部の一言。

「外国へ行って交渉ごとや打ち合わせをすると、必ず向こうには幹部の中に女性がいるんです。ところがこっちはおじさんばっかり。女性の感性が反映されない国というのは遅れていると思われるんじゃないかなあ」

「なるほど、しかし最近は女性の方が成績が良いと聞きますけど」
「あ、それは絶対にそうだね。採用面接の時は、昔はなんとしても女性を取ろうと思って、女性にいわゆる『ゲタを履かせる』なんてことがありましたけど、今じゃあ男の方にゲタを履かせないとみんな女性ばっかりになっちゃうくらいですよ。しかしねえ…」

「しかし…、なんですか?」
「建築の設計なんてやっぱり労働集約型というか、今でも月に100時間以上残業なんてざらなんですよ。そうなると女性に無理はさせられない。採用の時は女性の方が成績が良いんだけど、残業に耐えて仕事をしてくれるのは、最後は男になっちゃうんだなあ」

「モノになる、というはどれくらいの比率ですか?」
「男性で3分の1で、女性は10分の1くらいですかねえ。おまけに女性は結婚して出産すると休暇にはいるでしょ?やっぱり会社としては雇用してもどれくらい貢献してくれるかというリスクがありますね。しかし、最初に云ったように、これからは女性の管理職クラスをどうやって育てて行くかが大事なことになりますよ」

 女性に社会の中でどう活躍してもらうかが大切なようです。

    ※    ※    ※    ※

「一人面白い採用担当者がいましたよ」と幹部の方。
「へえ、どういうことですか」

「そいつが『なんとしてもこの女性を採用してくれ』って云うんですよ。でも会社はリスクがあると渋っていたんです。そうしたら…」
「そうしたら…、どうなりました?」

「その採用担当者は『出産して子育て休暇に入る前に元は取るから!』って云いましたよ。面白い言いぐさだなと思いましたね。もちろん採用しましたよ、はっはっは!」

 女性が大いに力を発揮できる時代になりましたが、男の方もそれをしっかりとサポートするような、良い関係を構築する努力が必要なようですよ。

 
コメント (2)
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