今夜はクリスマスイブ。東京は天気も穏やかで過ごしやすい一日でした。
週の半ばには札幌へ帰省するので、貸し自転車場に忘れっぱなしになっていた地図を取りに行くのを兼ねて、今年最後の東京自転車巡りを敢行しました。いや~、カップルの多いこと多いこと。
※ ※ ※ ※
今日も春日の駐輪場をスタートにしたので、ちょっと近場の神田神保町界隈を巡りました。ここは古書店が集まっているので有名ですが、古書店と言えばつきものなのが喫茶店。
本を読むのには静かな空間と美味しいコーヒーが必要なのです。本通りから一本入ればそこは静寂な空間。様々な喫茶店が今もなお息づいているのも、東京の文化の一つです。
喫茶店にはいろいろと面白い名前も多いのですが、仕事上の先輩から「『さぼうる』という有名な喫茶店があるんだよ」と言われ、探してついに見つけました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/7b/d647708488b95c03698c5793ef0874fa.jpg)
「さぼうる」なんて、てっきり仕事の途中でここでコーヒーを飲みながらさぼっているサラリーマンの姿を想像したのですが、名前の由来は「サボる」ではなくて、スペイン語の「味」から来ているのだとか。有名な作家や編集者御用達とかで、神保町へ来たら一度はよりたいものです。
東京は江戸ばかりが文化ではないのです。
※ ※ ※ ※
さて、今年最後の東京巡りなので、数多く巡ってきた神社の総決算として今年の締めの挨拶の意味で、どこかへお参りをしようと思ったのですが、とくに決めないままに自転車を走らせていると、なんと神田明神の前に出てきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/1c/a75794e4da821d4b5f3fc3c4ebc21106.jpg)
さすがは江戸総鎮守の神様。(なるほど、最後はここで今年を締めなさいと言うご託宣か)と感じ入ってしっかりとお参りをしてきました。
やはり導かれているのかな、と思いながら何気なく曲がった道路に、さらに神社を導く看板が。
「あれあれ?神田明神が最後ではなかったのかな」と案内板に従って路地を曲がってみるとそこにあったのは「妻恋神社」という神社でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/09/822f4c65a6b0fd1e9ab051e5a9eae30e.jpg)
この神社の歴史は古く、文京区の看板によると「その昔、日本武尊の東征のとき、三浦半島から房総への途中で大暴風雨にあい、妃の弟橘姫が海に身を投じて海神の怒りを鎮めたという。途中湯島の地に滞在したので、郷民が尊の姫を慕う心をくんで、尊と姫を祀ったのがはじまりと伝えられる。江戸時代には、妻恋稲荷の名で有名となり王子稲荷と並んで参詣者を集めた」とされています。
妻恋神社…。そう言えば今日はクリスマス。「お前さん、こんなところをふらついていていいのか?ちゃんと奥さんに感謝するんじゃぞ」という神様の声が聞こえてくるようでした。
日本の神様はクリスマスもありなんだな、とさらに感じ入りながら貸し自転車場への帰路につきました。この時点で用意したお賽銭は50円硬貨が一枚残っているだけ。
自転車をそのまま進めるうちに、どうも見たことのある風景が広がってきました。
(あれ~、ここは湯島の天神様じゃないか)
考えもなしに走っていると最後の最後は湯島天神についてしまいました。たった一枚残ったお賽銭を差し上げて、今年一年東京で学んだ事へのお礼をしたのでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/02/6f1b775ba78596645ccffffadfc404e5.jpg)
後になって地図を見てみると、まさにこの清水坂と呼ばれるこの道沿いにだけ神社が点在しているのです。なんでわざわざこの道を走ることになったのでしょうかねえ。
クリスマスに神社に導かれるなんて、なんだかとっても良くできた話のようですが本当のお話です。
※ ※ ※ ※
結果的に、考えもしないままに今日とこの一年を振り返ることができました。
さて皆さんにとっては今日はどんな一日で、この一年はどんな一年だったでしょう?今がどんな偶然によって導かれているかを思い出してみるのも良いかもしれませんよ。
ちなみに札幌の家族からは、「今日はごちそうよ」というメールが入り、私はと言えば今夜の食事は、帰省に先駆けて冷蔵庫を整理する意味で、ありものを使ったキムチ鍋でした。はは…
それでは皆さん、メリークリスマス!
週の半ばには札幌へ帰省するので、貸し自転車場に忘れっぱなしになっていた地図を取りに行くのを兼ねて、今年最後の東京自転車巡りを敢行しました。いや~、カップルの多いこと多いこと。
※ ※ ※ ※
今日も春日の駐輪場をスタートにしたので、ちょっと近場の神田神保町界隈を巡りました。ここは古書店が集まっているので有名ですが、古書店と言えばつきものなのが喫茶店。
本を読むのには静かな空間と美味しいコーヒーが必要なのです。本通りから一本入ればそこは静寂な空間。様々な喫茶店が今もなお息づいているのも、東京の文化の一つです。
喫茶店にはいろいろと面白い名前も多いのですが、仕事上の先輩から「『さぼうる』という有名な喫茶店があるんだよ」と言われ、探してついに見つけました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/7b/d647708488b95c03698c5793ef0874fa.jpg)
「さぼうる」なんて、てっきり仕事の途中でここでコーヒーを飲みながらさぼっているサラリーマンの姿を想像したのですが、名前の由来は「サボる」ではなくて、スペイン語の「味」から来ているのだとか。有名な作家や編集者御用達とかで、神保町へ来たら一度はよりたいものです。
東京は江戸ばかりが文化ではないのです。
※ ※ ※ ※
さて、今年最後の東京巡りなので、数多く巡ってきた神社の総決算として今年の締めの挨拶の意味で、どこかへお参りをしようと思ったのですが、とくに決めないままに自転車を走らせていると、なんと神田明神の前に出てきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/1c/a75794e4da821d4b5f3fc3c4ebc21106.jpg)
さすがは江戸総鎮守の神様。(なるほど、最後はここで今年を締めなさいと言うご託宣か)と感じ入ってしっかりとお参りをしてきました。
やはり導かれているのかな、と思いながら何気なく曲がった道路に、さらに神社を導く看板が。
「あれあれ?神田明神が最後ではなかったのかな」と案内板に従って路地を曲がってみるとそこにあったのは「妻恋神社」という神社でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/09/822f4c65a6b0fd1e9ab051e5a9eae30e.jpg)
この神社の歴史は古く、文京区の看板によると「その昔、日本武尊の東征のとき、三浦半島から房総への途中で大暴風雨にあい、妃の弟橘姫が海に身を投じて海神の怒りを鎮めたという。途中湯島の地に滞在したので、郷民が尊の姫を慕う心をくんで、尊と姫を祀ったのがはじまりと伝えられる。江戸時代には、妻恋稲荷の名で有名となり王子稲荷と並んで参詣者を集めた」とされています。
妻恋神社…。そう言えば今日はクリスマス。「お前さん、こんなところをふらついていていいのか?ちゃんと奥さんに感謝するんじゃぞ」という神様の声が聞こえてくるようでした。
日本の神様はクリスマスもありなんだな、とさらに感じ入りながら貸し自転車場への帰路につきました。この時点で用意したお賽銭は50円硬貨が一枚残っているだけ。
自転車をそのまま進めるうちに、どうも見たことのある風景が広がってきました。
(あれ~、ここは湯島の天神様じゃないか)
考えもなしに走っていると最後の最後は湯島天神についてしまいました。たった一枚残ったお賽銭を差し上げて、今年一年東京で学んだ事へのお礼をしたのでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/02/6f1b775ba78596645ccffffadfc404e5.jpg)
後になって地図を見てみると、まさにこの清水坂と呼ばれるこの道沿いにだけ神社が点在しているのです。なんでわざわざこの道を走ることになったのでしょうかねえ。
クリスマスに神社に導かれるなんて、なんだかとっても良くできた話のようですが本当のお話です。
※ ※ ※ ※
結果的に、考えもしないままに今日とこの一年を振り返ることができました。
さて皆さんにとっては今日はどんな一日で、この一年はどんな一年だったでしょう?今がどんな偶然によって導かれているかを思い出してみるのも良いかもしれませんよ。
ちなみに札幌の家族からは、「今日はごちそうよ」というメールが入り、私はと言えば今夜の食事は、帰省に先駆けて冷蔵庫を整理する意味で、ありものを使ったキムチ鍋でした。はは…
それでは皆さん、メリークリスマス!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_uru.gif)