北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

日中航空対話~阿寒湖畔で国際会議

2012-06-14 23:45:18 | Weblog
 第五回日中航空対話が昨日と今日、釧路の阿寒湖畔で開催されました。

 夏(シャ)中国民航局副局長を団長として八名の中国政府関係者、ならびに国土交通省航空局から審議官お二人を筆頭に航空行政関係者が来釧されて、日中間の航空問題についてさまざまな意見が交わされたとの事です。

 この会談は、年に一度日中間で互いの国を開催場所として行われていて、今年は日本での開催。

 国内での開催地として阿寒湖畔のホテルが会場として選ばれたと言うわけです。

 本来は二年前にもここ阿寒湖畔で開催されかけていたのですが、尖閣諸島での漁船衝突問題の余波を受けて、ここ2年間対話そのものが途切れていたものです。

 二年ぶりに再会された航空対話が阿寒湖畔とは、友好の輪が再びつながれました。

 昨日の夜は国土交通省主催レセプションが開かれ、今日の夜は地元釧路市として歓迎レセプションが開かれることとなりました。

 釧路市からの歓迎は、アイヌの皆さんによるムックリ演奏や伝統の舞の披露と、釧路江南高校による蝦夷太鼓の演奏。




 釧路らしい出迎えに会場の皆さんも喜んでくださり、菰樽の鏡割りでレセプションの始まりです。




   *    *    *    *    *  


 先方の夏団長はなかなかのインテリで、会議終了後の地元見学会で阿寒湖遊覧船に乗った際の感動を漢詩にしたためて紹介されました。

 「本当は韻を踏んでいるのですが、読むと分かりませんね(笑)」と会場の笑いを誘いつつ、詩をご披露してくれました。

 通訳さんが意味を訳してくれましたが、こういうものは原文を味わえるような教養が欲しいですね。

 教養と言うのはこういう瞬間に現れます。

 日本人であれば俳句や短歌などで返歌を返すくらいの魂の勝負がしたいと思ったのは私だけでしょうか。

 教養と言うのは、一日にして成らず。

 思い立ったときが始めるときでしょうね。

 関係者の皆様、お疲れ様でした。

 
 【江南高校との記念写真】
コメント (1)
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