北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

HACの定時株主総会

2012-06-28 23:45:14 | Weblog
 今日は北海道エアシステム(=HAC)の定時株主総会が開かれました。

 釧路市は出資者として出資割合による3%の議決権をもっており、HACの経営にも応分の責任を負う立場。そのため市を代表して出席をしてきました。

 本日の定時総会は、道庁による支援の具体的内容によって事業計画が変更する可能性があるため、今後の事業計画については、追って招集される臨時総会において改めて議論するというお知らせが事前に届いていました。

 議事は、前期の経営状況の説明に時間を使いました。

 6月4日に奥尻空港で発生した重大インシデントとその後の対応や、機材繰りの悪化による収入の低下と安全のための経費の増などにより資金計画が大きく悪化したことを時間をかけて丁寧に説明がなされました。

 またその後人事案件についても提案がありましたが、こちらについてはあらためて臨時の株主総会で提案したいということで、今回は前期の役員をそのまま留任と言うことで、出席者からも異論はなく、議案は全て原案通り了承。

 その後は報告事項として、重大インシデント後の安全対策がどのようになされたかの説明がありましたが、苦しい状況の中でしっかりとした安全対策をされて、国の要請に応えたことが説明されました
 
 最後に議長から全体を通じての意見を求められた際には、まず網走市の大澤副市長が挙手をして、「今回の道庁の支援の中で休止とされている丘珠~女満別線の早期の回復を望む」という趣旨の発言をされました。

 続いて私も発言を求めて、何点かについて発言をしました。

 一つは、今回の道庁による支援の前提となった監査法人の提案は離島路線堅持を前提としており、それがハックの健全な経営にどのような影響や制約を及ぼすのかについては、強い関心があり、今後の事業計画の中で伺いたい、ということ。

 次に、他の自治体も同様だと思うが、関心となっているのはは航空路線が維持されるか、あるいは休止とされた路線がいつ頃復活するか、ということだ。

 その前提となるのは、HACの中期的な安定経営計画であるので、道庁の支援が決定した段階で、それを早期に示していただきたい、と発言をしました。

 様々な意見は、臨時株主総会の場面になることでしょう。


    ※    ※    ※    ※


 会場を入る前から、廊下にはテレビや新聞の取材陣が退去して押しかけていて、出る時には数社に囲まれました。

 インタビューには上記の発言内容を紹介しましたが、もっと過激な意見を求めていたのでしょうかね。

 いずれにしても早く正常な経営状況になることを強く期待したいと思います。

 HACがんばれ!
コメント
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