北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

市のホームページ改訂版、本日より公開開始

2012-10-01 23:13:40 | Weblog
 釧路市のホームページが全面改訂され、今日10月1日から新しいホームページの運用が始まりました。

 これはここ数年まとめてきた都市経営戦略プランの中でも位置づけられている、「市役所の見える化」や分かりやすい情報発信によって市民協働のまちづくりをするという方向性に合致した積み重ねの成果の一つです。


 【一応見た目は大きく改善しました】


 これまでのホームページはサーバーの性能が低かったこともあって、情報の見やすさや検索性などにやや難がありました。

 画面デザインも昭和の香りがするビジュアルで、ちょっともっさりしたものでしたが、最近は受信者のパソコンの画面も大型化したり、スマホでの受信機会が増えるということもあってそれらを活かすことが必要です。

 そこでサーバーを強化し最新の流行のスタイルを取り入れることで情報の配置を考えて、見やすさを格段に改善しました。

 上部には大きな写真で町のイメージを提供し、市役所が提供する仕事を七つのカテゴリーに分類して、「防災・消防・救急」、「くらし」などに分けて配置し、情報は縦三列の構成とするのは最近定番のホームページの形です。


 ホームページでの情報提供のあり方については、今日JIS規格がちゃんとあって、今回は最新の規格に沿った形で作られました。

 障害を持つ方や高齢者にかかわらず、だれもが支障なく目的とする情報にたどり着ける、いわゆる「アクセシビリティ」に配慮した形になっています。


 なお、大規模災害時には、この画像エリアを緊急災害情報エリアとして差し替えて、災害関連情報を迅速に提供することとしています。


    ※     ※     ※     ※     ※


 さて、形はとりあえず整いましたが、これからこそが問題です。 
 
 情報発信のためのツールが整ったからには、これをいよいよ活用しなくてはなりません。

 どの情報をどのタイミングでどのような形で発信するかは、職員の広報マインドと広報スキルに負うところが大きいものです。

 しかし広報を担当する職員の資質は人それぞれ。いかに安定的に高い品質の情報を発信し続けられるかは、職員の能力を高める組織としての工夫と努力とサポート体制を整えなくてはなりません。

 政令指定都市のように潤沢な職員がいれば広報に力を注ぐことはたやすいかもしれませんが、地方都市でこれを充実させることは簡単ではありません。

 今回のホームページ改訂にあたっては、ツイッターやフェイスブックなどのグローバルSNS機能は付加しませんでした。

 形ばかり整えて格好をつけても、本気の覚悟と継続し続けるスキルがまだ見極められなければ、却って恥ずかしい形になりかねないからです。

 組織としての情報発信と組織内個人の発信は明確に分けて考えつつ、それらを上手に折り合いをつけられないものか工夫が必要であり、皆でもう少し時間をかけるべきと判断しました。

 いずれにしても今日は第一弾のスタートであり、ここからが情報発信の品質を高める長い戦いの始まりです。


「市役所の情報は市民の財産」とはいつも市長が言っていること。

 職員の広報マインドと広報スキルの両面を鍛えて、市民の財産提供を追求し、釧路市の評価を高め、より良いまちづくりに繋げていきたいものです。

※新しいホームページのアドレスは、http://www.city.kushiro.lg.jp/ です。
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