北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

孫のお食い初め

2012-10-07 23:45:13 | Weblog
 今日は孫の百日を祝って北海道神宮でお祓いとお食い初めの日。

 神宮は大安吉日で七五三のお祝いと重なって大変な人だかりでした。

 天気も良くて、晴れ着に身を包んだ親子が大勢にこやかに行き交う姿を見るのは良いものです。



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 さて、「お食い初め(おくいぞめ)」は赤ちゃんの生後100日におこなわれる日本古来の儀式のこと。

 子供が一生食べ物に困らないようにと願って、赤ちゃんに食べ物を食べさせる真似をする儀式です。

 実際にやることになってからやり方を調べてみたところ、赤飯から始まって、お吸い物→赤飯→煮物→赤飯→鯛→赤飯…と、赤飯を中心にして、一汁三菜を順番に取って赤ちゃんの口に運びます。

 男の子には男性一番の年配者が、女の子には女性の年配者が箸で食べ物を運ぶのだそうで、今回は当然私の役回り。



 【爺様の役でした】


 北海道神宮でお祓いを受けた後にいただいたお土産の中に、お食い初め用の黄色い箸があったので、それを使いました。

 これで一生食べるものに苦労しないで欲しいという親の切なる願いが届いて欲しいものです。

 
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 こうした伝統行事や神事などを軽視する風潮が広がっていると聞いて、個人的にはちょっと心配です。

 かつてある神社の宮司さんとそれに関するやりとりがありました。

「若者の神社離れが心配ではありませんか?」と私。

 するとその宮司さんは、「うーん、私は大丈夫だと思います。つい先日もバイクの一団がやってきたのですが、その中にはハンドルを大きく曲げたチョッパーと呼ばれるようなすごいバイクで来た子もいたんです。反社会的じゃないかと思われるかも知れません。しかしそんな子までが安全を祈祷してもらいに神社へ来るんですから、まだまだ日本は捨てた物じゃないと思いますよ」とおっしゃいました。

 とても面白い話だと思いましたが、日本の伝統的な行事は後世に継承して行きたいものですね。
コメント
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