北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

札幌のアイヌ文化施設~サッポロピリカコタン

2012-10-16 23:45:05 | Weblog
 時間があったので、南区にある札幌市アイヌ文化交流センターを見てきました。

 白老、平取、旭川とアイヌ文化を紹介する施設を見てきましたが、肝腎の札幌でのそうした施設を見ておらず、かねてより『一度行ってみてください』と言われていたものです。

 札幌市のアイヌ文化交流センターは、『サッポロピリカコタン』という名称で、定山渓へ向かう国道230号線からちょっと入った小金湯温泉の一角にあります。

 施設の外側にはカヤなどでチセ(家)やプ(倉)、熊送りの祭イヨマンテのために小熊を飼っておく小屋などが組み立てられており、コタンのイメージを表しています。

 展示館は無料で入れる休憩コーナーと関連書籍がたくさん並ぶ情報コーナーがあって、その奥にアイヌの人たちの造作などが並ぶ展示室があります。

 展示室は有料ですが大人一人200円と格安で、ここの特徴は展示されている品々に触っても良いし写真を撮っても良いということ。



 オヒョウでつくられたアイヌの伝統的な衣服であるアトゥシや気の工芸品などにも触ることができ、印象的でした。




 ここはバスに乗って団体で訪ねてくる一団もいましたが、こういう文化に触れてくれるのはよいですね。

 我が家から車だと国道へ出ずに、盤渓から小林峠、南の沢から白川トンネルと裏道を通ればなんと30分足らずで行けることも分かりました。

 書籍が意外に充実しているので、ふらっときて書物を読んだりするのも良いですし、企画として施設を使った講演会などもあるようなので情報を探しておくと良いでしょう。


    ※    ※    ※    ※


 そのついでに紅葉はどうかと久しぶりに豊平峡ダムへ行ってみました。

 9月の異常な高温で例年より遅れている紅葉前線ですが、豊平峡ダムは三分から四分ほど色づいてきており、十分に楽しめました。

 高くそびえる岩とそこに張り付くような紅葉する木々に心が洗われる思いでした。

 観光放水は十月いっぱいまでだそうですが、遠くまで行かずにすむ紅葉の名所です。


コメント
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