北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

タンチョウ、全国制覇を目指す

2012-10-29 23:45:42 | Weblog

 【手前のタンチョウの頭部が全国制覇を目指す】


 幣舞中学校からかわいらしい三人の女子中学生が市役所を訪ねてくれた。

 三人の女子中学生の名は、長谷川果さん、谷川あやかさん、上野裕香さん。

 この三人は、釧路少年少女発明クラブで「ネイボラNo.1」というチームを作っているのだが、9月に釧路高専で開かれた第3回全国少年少女チャレンジ創造コンテスト釧路地区大会でタンチョウの頭をイメージした作品を出品。

 大会の課題は「モーターとゴムで動くハイブリッドカー」というものだが、手回し発電機で電気を起こしながら車を動かし、同時にゴムを巻くことでエネルギーを蓄え、今度はその力で元の場所まで戻るタイムを競うというもの。

 さらには、車体のデザインや動いている最中のパフォーマンスも採点の対象になり、その合計が点数化されるというシステムなのだそう。

 「ネイボラNo.1」チームは、タイムで二位、パフォーマンスで一位を獲得したが、この点数を全国各地で集計し、上位60チームが全国大会へ進出することができる。

 このチームの作ったタンチョウの頭をイメージしたトゥールー号は、コースガイドで直進性を強化したり、全体の軽量化を図り、さらに地元の自慢であるタンチョウをテーマにしたことが受けてここだけが北海道でただ一チーム、全国60位に入り来たる11月17日に東京工業大学で行われる全国大会に参加することになったのだ。

 このトゥールー号は走りながらくちばしが上下したり、頭部の赤い部分がLEDで光るなどの工夫が凝らされている。

「なるほど、今年はタンチョウが特別天然記念物指定60周年の節目の年だからタンチョウなんだね」というと、「ええ?知りませんでした!そうだったんですか、偶然です」との答え。

 なんとも屈託がないなあ(笑)。

 
   ◆   ◆   ◆


 さて、エントリーした車体での試合とは、15mの距離を手回し発電機で移動して、帰りはゴムの力で自走してくるという者だ。

 口頭で説明されてもイメージがわかず市役所の廊下でデモを行ってもらったところ、わずか数秒で15mを走り切った。かなりの速度が期待できて、全国でも有望なのではないだろうか。

 全国大会では緊張せずに力を発揮してほしいものだ。


 なお、このコンテストではデザインの好みを事前に投票することができる。

 アドレスは下記のとおりなので、釧路っ子はこぞってクリックで応援してあげてほしい。

 地元の応援はきっと力になる!


【2012年度チャレンジ創造コンテスト 投票サイト】
 http://bit.ly/VyP2MI ← 釧路の「トゥールー」に投票してね。
コメント
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