北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

カッコいいキャンプの思い出

2013-09-10 23:05:23 | Weblog

 この週末は道北方面へオートキャンプを企画中。

 温泉にカヌー、釣りに加えて、そちら方面への知人も訪ねようと企画は満載です。

 最盛期に比べると利用者は減少傾向にあるオートキャンプ場ですが、まだまだ根強い人気のあるアウトドアアクティビティです。

 私も始めた初期のころは、品定めして買った道具を使ってみることが楽しいものでした。

 テントやタープ、バーナーや調理道具などはまずショップで選ぶところから冒険心をかき立てられたものです。

 また道具を上手に使えるようになることも楽しみでした。

    ◆   ◆ 


 まだ私が30代前半でキャンプ初心者の頃に、友人夫婦と福島県の猪苗代湖にキャンプに行ったことがありました。

 宿泊当日は強い風が吹いていて、テントにセットされているだけのペグや紐だけではとても心もとなくておろおろしていたところ、近くでキャンプをしていたベテランのご夫婦がやってきて、「大丈夫?この紐で補強するといいよ」といって、長い紐をくれたのでした。

 おかげで、テントやタープをあちこちに結んで補強することができて強風下の一夜を過ごすことができました。

 そのご夫婦を見ていると、タープの下でアウトドアファッションに身を包み、イスとテーブルにゆったりと座ってコーヒーを飲んでいる様子が実にさまになっていて、とてもカッコ良かったのです。

 それ以来、キャンプへ行くときは余分な紐を持ち歩き、状況に応じた結び方を勉強したりして、上手になろうと努力してきたものです。

 その後は時代と共に道具仕立てもいろいろ変わってきて、横壁がなくて日よけ・雨除けのタープよりは周りを覆ってくれて寒さをしのげるスクリーンテントが隆盛となりました

 明かりもガソリンやガスのものから、電池での蛍光灯になり今ではLEDが流行しています。

 しかし思えば、道具を使える姿よりも、あの猪苗代湖での風雨に平然としていられる経験と技術こそがカッコいいキャンプの姿としてイメージの中にずっとあったような気がします。

 最近は軟弱になって、キャンプでもコテージが楽だなあ、と思うようになっていましたが、たまには風を感じられるようなテントでのキャンプで野性を磨くのが良さそうです。

 週末はまた天気が悪そうですが、ちょっとくらいずれて欲しいなあ。

コメント
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