ときどき行くスーパーで、「旭」という品種のリンゴが売っていたので思わず手にしました。
この旭という品種は、皮の赤さと同時に実が真っ白でその対比がまず美しいもの。
また味は甘さと酸っぱさが程良くて、甘さと大きさを追及するリンゴの流行の中にあって、独自の地位を占めており、とても好きな品種なのです。
ところが、病気に弱かったり落果が多く手間がかかること、さらに先に述べた甘さを追及する流れによって次第に市場の中で淘汰されてゆき、今では全くと言ってよいほど果物コーナーでも見かけることが少なくなってしまいましたが、久しぶりに売っていたのを見てとてもうれしくなりました。
今でも根強いファンはいるのですが、果物の世界も流行り廃りが激しくて、見かけるのが難しくなり残念に思います。
ところでこの「旭」は元々は19世紀初頭にカナダのJohn McIntoshさんによって偶発的に発見されたもので、"Mcintosh Red"として今でもアメリカやカナダでは人気のある主要な品種の一つに挙げられているポピュラーなリンゴです。
後に、コンピューター技師のジェフ・ラスキンは、appleⅡで大成功を修めながらその後IBM系にシェアを奪われつつあった1979年にアップル社に入社しました。
そして500ドルのパーソナルコンピューター(後に1000ドルに)というコンセプトの事業を始め、これをマッキントッシュ・プロジェクトと名付けました。
このマッキントッシュこそ、市場で当たり前に売っているリンゴの旭のこと。
スペルが本来のリンゴの品種とは少し変えてありますが、かじった跡のあるリンゴのマークはアップル社のシンボルです。
新しいiphone5も発売が始まりました。
まだスマホを持っていない私ですし、パソコンはwindows派の私ですが、リンゴだけはMacなのです、はい。