「あまちゃん」が終わってしまいました。
視聴率の数字がいいとか、「じぇじぇ」が流行語対象候補だとか、脚本を書いた宮藤官九郎クドカンの小ネタの数々に気が付いたとか、とにかく様々な話題を振りまいたテレビ小説。
本当に今年の春から今まで、このドラマを見て元気をもらいました。
「あまロス症候群」だとか「あま鬱」と言うのだそうですが、「あまちゃん」が終わってしまって、寂しくなってしまう人が続出だとか。
本当に、楽しくて明るくて笑えるドラマに入り込めば入り込むほどに、それが終わってしまった時の寂しさもまたひとしおです。
こんなことなら、こんなにのめり込むんじゃなかった、という恨み節さえ聞こえてきそうです。
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最終回直前に、薬師丸ひろ子演じる鈴鹿ひろ美が1980年代で時が止まった天野春子の部屋で当時のアルバムなどを見ながら「懐かしー!」と叫ぶシーンがありましたが、まさに80年代をリアルで生きていた自分としても、懐かしいアイテムが詰まっていました。
そして、このドラマをリアルで見た全国のあまちゃんファンも、未来のいつかまた、"潮騒のメモリー"を聞いて、「懐かしー!」と叫ぶ日が来ることでしょう。
ドラマにはいつか終りが来るもの。
終わったことを嘆き悲しむよりも、ドラマの中の人たちのこれからの幸せを祈るような明るく前向きな気持ちでいたいものですね。
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あまちゃんのお母さんである天野春子役を演じた小泉今日子が、独占インタビューに応じたという記事がネットに出ていました。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/37036
小泉今日子って、女性アイドルとして人気を博した割には実は男らしいところが多い方のよう。
また、それほど仕事に飢えているわけでもないので、「最初に朝ドラという言葉だけ聞いたときは、めんどくさ、という気持ちになった」のだそう。
ドラマを巡る裏話も語られています。
さて、本当にこのドラマには半年間、楽しませてもらいました。
脚本、演出、出演者の皆さんたちの演技、音楽と、優れた才能が集まって、一つの時代を刻む素晴らしいドラマに出会うことができました。
良い仕事は人を幸せにします。
ありがとうございました。