この夏記録した、GPSロガーをパソコンに取り込んで整理しました。
それぞれの一日が、GPSロガーのスイッチを入れたときから切った時までの位置として記録されていて、専用のソフトで再生すると、どのような足取りで行動したのかが後からでもわかります。
川で釣れない釣りをした足取りも分かりますし、撮影した写真と時間で連動させると、どの場所でどんな風景が取れたかも分かります。
天塩中川へキャンプへ行って、知人にサロベツ原野を案内してもらったときも、どんな道のりをドライブしてどこを見せてもらったのかが、後から一目瞭然です。
オオヒシクイを見せてもらったのはどこかな、と思えば全体の行程をゆっくりと再生すれば、ドライブ中に車を停めたところが分かりますし、写真の時間で連動させても分かります。
【サロベツ原野を巡った軌跡】
日記やブログで、そのときの様子を頭に浮かべるというのも良いのですが、こうして地理情報の記録と連動させるとさらに良くわかりますし、後から再現させることもできます。
胸のポケットに入れておくだけで、思い出が記録されるというのは面白いですね。
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ところがこの機能もちゃんとわかって使えば良いのですが、知らないうちに使われてしまうということもあります。
最近はスマホで撮った写真には自分でチェックしないと、GPSの位置情報が記録されていることが多く、そのままフェイスブックやツイッターなどにアップすると、撮影者がいつどこにいたかが筒抜けになってしまうのだといいます。
釣りでも、釣った魚の写真をアップするだけでどの川のどのポイントかがわかってしまったりして、自分だけの秘密のポイントと思っても、次の瞬間他の釣り人が入って来るということもあるのですから、写真のアップは慎重でなくてはなりません。
便利な機能というものは、自分のコントロール下においてこそ有益に使えるものであって、知らないうちに被害をこうむるということではいけませんね。
ストーカーもこうしたデータを使って追いかけまわしていることがあると言いますから、しっかりと自己責任と自己管理の範囲で行いましょう。
でもやっぱり記録が残せるというのはありがたいことだと思います。
科学技術で人生に彩りを添えましょう。