北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

追悼 モンキーパンチさん

2019-04-18 23:42:27 | Weblog

 ルパン三世の原作者であるモンキーパンチこと加藤一彦さんが亡くなられました。

 ルパン三世は若いころに大好きだった漫画の一つ。

 画風がちょっとエキゾチックで、話の展開がスピーディ。相当にHな大人向けの漫画で、最後に意表を突くようなオチがあって(スゴイ!)と思わせるあたり、それ以前の日本の漫画とは異質な風がありました。

 テレビアニメになって、そうしたテンポ感は鳴りを潜めた感じがありましたが、キャラが立って、勝手に物語を作れるルパンワールドが出来上がった感じがしました。

     ◆

 さて、私が釧路市役所にいたころに、JR花咲線(釧路~根室間)を走る"ルパン列車"という、ルパン三世のキャラクターによるラッピングトレインがJR北海道によって作られました。

 この車両は今でも花咲線を走っていて、ダイヤはJR北海道のホームページで公表されています。

 原作者の加藤一彦さんが浜中町出身という事で、浜中町は町を挙げてルパン尽くしの地域ブランドづくりを続けていましたが、それを知ったJR北海道釧路支社の矢崎社長(当時)が「地域おこし事業に協力して欲しい」と加藤さんにアプローチを重ねて実現したものです。

 私は釧路市の副市長という立場でしたが、役得で運良くこのルパン列車の出発式典に参加することができ、そのときの様子をブログに書いていました。

 「ルパン三世ラッピングトレイン出発だよ~、とっつぁん(笑)」2012-0401   

 また記念式典に出席されていたモンキーパンチさんは気さくな方で、心安く一緒に記念写真を写させてくれました。

 当時のJR北海道釧路支社長だった矢崎さんの発案と実現に向けた努力は並々ならぬものがあり、大勢の協力者を巻き込んだ末の完成でした。

 出発式典が行われた2012年4月1日は前夜に思いがけず雪が降り、一面が真っ白になった中、天気は快晴。

 真っ青な空に真っ白な雪原、そしてルパン列車という取り合わせが実に美しかったのを今でもはっきりと思い出します。

 お弁当には、浜中町商工会が「ルパン御膳」というお弁当を出してくれました。今でもあるのかなあ。

 モンキーパンチさん、素敵な世界を世に出してくださりありがとうございました。  合掌

コメント
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