いよいよ明日は次女が旦那さんとともに中国へと旅立ちます。
札幌での最後の夜は、娘のリクエストで急遽蕎麦を打つことになりました。
知り合いのお蕎麦屋さんに頼み込んで蕎麦粉を譲ってもらって準備を整えます。
そんなところへ、今日釣りに行ったという友人から連絡が入って、「ニシンを釣りすぎちゃったので持っていきますわ」とのこと。
「今夜来る?」
「はい」
「じゃあ七時過ぎに来てくれますか?ちょうど娘のリクエストで蕎麦を打つところなので、少し持って行ってください」
そんな連絡を取り合って、友人がニシンを届けてくれました。
目が赤くない新鮮なニシンです。
「じゃあ、代わりにお蕎麦と汁ね」
「おー、うれしいなあ」
とんだところで、物々交換が成立して、それぞれおいしい自慢の食材を手に入れることができました。
北海道ライフって、こういうことがあるんですね。
都会ではお金を介在するようなおいしい食材が、すぐ周りにあるんです。
北海道にいると実によくわかる話です。