先日、ある官庁へ挨拶回りに行っていたら知り合いから呼び止められて、「小松さん、Kさんって知ってますか」と聞かれました。
「はい、昔一緒に仕事をしたことがありますよ」というと、「今日亡くなった、という連絡がありました。ガンで長期休業していたんですが、残念です」とのこと。
釣り仲間でもあった彼は、『道北でイトウを釣りました』と喜んでいたのですが、腕に腫物ができてその診察を受けるとガンでした。
その後大学病院に入院したはずですが、駄目だったようです。
残念でなりません。
そんな話を聞かされた後に、逆にこちらから「ところでNさんはこちらに転勤になったんじゃなかったっけ?」と聞くと、今度はその相手から「はい、転勤で籍は今のうちの職場にありますが、実際は入院しているので席は空席です」
「うーん…、ガン…なの?」
「私も詳しくはわからないのですが、それに近いようで、今はその病気に合う薬を探していると聞いています」
亡くなった方も休職中の方も、現役の働き盛り真っ最中の方ばかりで、最前線で働く戦力なので、その席にいないというのは残念至極。
まずは健康第一で、目先の仕事などにからめとられることのないように願いたいものです。
日本における健康診断の受診率は、おおむね50%程度にすぎません。
約半分の人が、健康診断を受けていないのです。
健康に自信があるのか、忙しくていけないのか、理由は様々でしょう。
しかし病気になって初めて、健康の大切さに気が付いているようでは遅すぎます。
長期的な展望に立って自己を実現できるように、自分の健康状態には常に気を配ることと、なにか異常があれば早めの受診を躊躇せずにおきましょう。
不健康になって一番悲しくて残念なのは、自分自身ですから。