北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

空気は…どうする?

2009-11-22 23:55:24 | Weblog
 三連休の中日。東京も寒い一日となりました。時折降る雨も冷たくて、昨日とはうってかわって外出には不向きな一日。

 それでもせっかくの休みなので今日もお出かけ。22年ぶりに三浦半島の南端にある京急油壺マリンパークへ行ってみました。以前行った時は横浜で京浜急行沿いに住んでいて、ある休日に行ったのだとおもいます。

 今回はうちの奥さんのリクエストで是非もう一度行ってみたいとのこと。うちの奥さんによると、その頃見たマリンパークの思い出は、イルカショーやアシカショーの組み立て方がとても上手だったというものでした。

 前回行った時は下の娘は生まれていなかったのですが、その次女を連れて電車とバスを乗り継いでやっとのことで着きました。三浦半島の先端は結構遠いです。

    ※    ※    ※    ※



 久しぶりの水族館は思ったより小さくて、「こんな風だったかなあ」 昔の思い出ではもっと大きくて賑やかでした。

 まあ今日はシーズンオフに近い寒い一日でしたので無理もありませんが、ちょっと寂しく感じてしまいました。

 イルカショーもよく鍛えられていましたが、もっとたくさんの技が欲しいと思いました。しかし考えてみれば、20年前と比べると、その後にもっと大きくて新しい水族館もたくさん出来たので、こちらの目も肥えてきているのかも知れません。 

 イベントの質を維持するだけではなく、向上させて行かなくてならないというのは大変でしょうが、ライバルも多い世界だと感じました。




    ※    ※    ※    ※

 ところで、屋外ステージではキャラクターヒーローショーをやっていて、子どもたちとその親がたくさん集まっていました。

 その司会のお姉さんが子どもたちに声をかけているのを耳にしました。

「さあみんな、ここで仮面ラ○ダーを呼ぶ練習をしてみようよ、いい、行くよ、せーの、『仮面ラ○ダー!』」
 ところが子どもたちの声が出ていなかったようです。

「おや、みんな声が出ていないよー!いい?大きく【空気を吸ってー】、『仮面ラ○ダー!』」
「仮面ラ○ダー!」
「わあ、もっと大きい声で!いいですか?大きく【空気を吸ってー】…」


 そんなお姉さんの言い方を聞いていて、私にはなんだか違和感がありました。

 最初は何が変なのか分からなかったのですが、あとで気づいたのは声を出す時に吸うのは【空気】ではなく【息を吸って】だったろうということでした。

 【大きく息を吸ってー!】だったらおかしくは思わなかったことでしょう。ところが【空気を…】と言われて私の頭に浮かんだのは、(お姉さん、そこは「いい、みんな!大きく空気を【読んでー】の方が良かったんじゃないの?)という考えでした。

 お姉さんが声を出さない子どもたちに向かって「いい?みんな!さあ仮面ラ○ダーを呼ぶよ!さあ、空気を読・ん・で…!『ラ○ダー!』」と言っていたらさぞ可笑しかったことでしょう。

 娘に言ってみたら、娘も「相手は大人じゃないんだから(笑)」と大笑い。まあ子供は空気は読みませんわね(大笑い)

 ちょっとした表現の違いって面白いものです。今日も寒かったけれど楽しい一日でした。 
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ちょっとディープな江ノ島

2009-11-21 23:39:05 | Weblog
 久々の快晴の一日。今日は上京中のうちの奥さんと江ノ島あたりへ出かけてきました。以前に正面から江ノ島神社までは行ったので、今回はちょっとディープな江ノ島です。

 島の裏側には「岩屋」という洞窟があるのですが、正面からは遠いので渡し船に乗っていきました。一人400円は歩いて行くことを思えば、まあリーズナブルなお値段です。 






 岩屋は、海の浸食と島の隆起によって作られた奥行き150メートルの洞窟。入場料500円でローソクをもたせてくれて、ちょっと幻想的です。






 何はなくとも、江ノ島の龍伝説や北条時政と龍の物語など、歴史と伝説と信仰の世界は面白い。こういうちょっとした話しの積み重ねが歴史であり、価値の高い観光資源になるのだな、と思わせてくれます。

 ときどき見かける「ミツウロコ」という家紋は鎌倉北条家のものだったそうです。

 その始まりは北条時政(北条政子の父)が子孫繁栄を祈ってここ江ノ島で35日間参籠して祈り続けたことで、その祈りが満願に達した夜に、弁財天が端麗な女房の姿で卒然と現れて、「何時の子孫は末永く日本の主となって栄華を誇るがよろしい。ただし、その挙動が政道に違うようなところがあれば、七代を過ぎずして滅びるだろう」というお告げを残して帰っていったそうな。

 その姿を見るや、端麗だった女房はたちまち二十丈ばかりの龍となって海中に入り、その跡に大きなウロコが三枚残されており、この三鱗をもって旗印の紋としたのだそう。

 北条家はこの後執権として日本史上最大の国難である元寇を迎えることになりますが、二度にわたる襲来に耐えたその功績は甚大です。これが龍神のご加護であったとは。

    ※    ※    ※    ※

 その後は新しくできた灯台展望台などを巡りながら帰って参りました。

 江ノ島も裏から見ると奥が深い信仰の島でした。




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テレビ番組内のコマーシャル

2009-11-20 23:55:00 | Weblog
 世の中にはものや商品が溢れていて、雑誌やテレビでコマーシャルをしていても、もう一体何を買った良いのか分かりません。

 そんななか、信用出来る人からの口コミはかなりポイントが高いもの。テレビも番組の間に流れるコマーシャルではなく、番組の中で好きなタレントさんが「美味しいー!」と叫んでいたりすると、(おお、一度食べてみたい)と思うものです。

 ところがそんな番組の裏はこんなことみたいです。


---------- 【ここから引用】 ----------
番組を見せて商品まで売る民放の“テレビ商法”に疑問の声2009年11月20日 10時0分 (ゲンダイネット)
  http://topics.jp.msn.com/entertainment/column.aspx?articleid=177753





●「リアル・クローズ」「行列のできる法律相談所」……

 民放キー局5社の09年9月連結中間決算が今月出そろい、5社すべてが減収となった。大きな要因は収益の柱となるCM収入の落ち込みで、“JALショック”もあって、各局ともさらなる悪化を警戒している。

 そんな中、各社が粛々と進めているのが、徹底した経費削減だ。ある民放社員がこうボヤく。

「上司からの命令は“とにかくギャラが安いタレントを使って視聴率を落とすな”。もちろん、努力はするが、言う通りにするとバラエティーはひな壇芸人を並べたバカ番組だらけになってしまいます」

 そこで、最近、テレビ局が力を入れているのが放送外収入の増加。映画やイベント事業だが、それでは足りないため、知恵を絞って始めたのが“番組と広告”の一体化。

 具体的にはこうだ。とくに顕著なのは今秋のフジテレビの連ドラ「リアル・クローズ」で、俳優が身につけている服やアクセサリーを、番組オンエア中にホームページで購入できる仕組みを取り入れた。ドラマを見せて、ブランドものを売って、皆で儲けようというわけだ。

 似たような手法がバラエティーでも急増中だ。

「日本テレビの『行列のできる法律相談所』では毎週、グルメ特集を組んでつけ麺やうどんを紹介し、お店の電話番号や住所をホームページにアップしている。これではまるでグルメの通販番組です」(マスコミ関係者)

 同局は情報番組「サプライズ」でも“○○さんのお取り寄せグルメ”を積極的に紹介している。

 しかし、視聴者はこうした番組を「広告」や「通販番組」と知らずに見せられているのが実態だ。法大教授の須藤春夫氏(マスコミ論)がこう言う。

「テレビ局は番組制作費削減プラス、企業からの販売促進費を期待して“通信販売みたいな番組”を始めたのでしょう。しかし、民放連には“広告は週の放送時間の18%以下”の自主基準がある。“通販もどき”の番組は基準に抵触する可能性があるし、公共の電波を私物化して商売すること自体が問題だと思います」

 民放のなりふり構わぬ“テレビ商法”。いずれ視聴者の総スカンを食らうことになりそうだ。

(日刊ゲンダイ2009年11月17日掲載)

---------- 【引用ここまで】 ----------

 なーるほど…。番組内のコマーシャルというわけですか。

 最近は民放テレビ局の決算も赤字のところが出始めているようですが、予算がないので番組を安く作り、更に質が下がると視聴率も下がりスポンサーも離れる…、という悪循環に陥っているような気がします。

 もっともそれでなくても、テレビのコマーシャルは見なくなりました。

 私もときどき携帯電話のワンセグで番組を録画して通勤時間に見たりしているのですが、ちゃんとコマーシャルスキップがついていて、ほとんどの場合番組だけで楽しめます。

 「ほとんど」というのは、どういうわけか(パチンコの宣伝に多いのですが)コマーシャルスキップが効かないコマーシャルもあるわけです。そんなときは早送りで対応しますが、こうなると狐と狸の化かし合いみたいです。

    ※    ※    ※    ※

 商売のコツは買った品物のおまけに納得と満足がついてくるかどうか。テレビは番組もそう言う目で見なくては行けなくなったようです。


 今日からこの連休を使ってうちの奥さんが上京中。天気が良ければあちこち行けるのですが、どうかなあ。
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毎年カレンダー 「北海道大好き」

2009-11-19 23:31:56 | Weblog
 以前、曜日のない万年カレンダーの「北海道花暦」をご紹介しました。

 http://blog.goo.ne.jp/komamasa24goo/s/%B2%D6%CE%F1

 山野草の絵を描いている人たちが、自分たちの作品が使われることをとても喜んでいるというお話でした。

 この北海道花暦を作ったのは函館のリージャストさんという会社で、花暦は昨年の製品。花暦も良かったのですが、第二弾として北海道そのものを毎日日替わりで見られる万年暦として、「毎年カレンダー 大好き北海道」ができました。




 こちらは北海道の代表的な風景や北海道遺産、また北海道を特徴づける風物などの写真を365枚集めて日替わりのカレンダーにしたものです。

 その1月元旦は「地球岬の初日の出」。実はプロデューサーの出身地だとか。

 さて、次の世代へ引き継ぎたい有形・無形の財産の中から、北海道民全体の宝物として選ばれたのが「北海道遺産」です。北海道ラーメンやジンギスカンなどの食文化や、アイヌ文様、アイヌ地名などもそう。時計台もそうですし、黒松内町の北限のブナや石狩川などの自然ももちろん含まれます。

 これらの有名な写真以外にも、ヒグマ、除雪、オートキャンプ場などとにかく北海道らしい写真を集めたのがこの「毎年カレンダー 大好き北海道」です。

 これを作ったMさんが上京してきた際にサンプルとして一ついただきましたが、Mさんは今回も「快心のものができたよ」と嬉しそう。

「作っている途中は楽しそうですね」と私。
「いや本当にそうですよ。ぺラペラとめくっていて、北海道ってこんなに多様な財産がたくさんあるんだなあ、と思うとなんだか元気になるんですよ。北海道を知っていて、今北海道にいない人にはぴったりだと思うな。どうです、こままささん、見ていたら帰って来たくなりますよ」

 ああ、本当にそうかも知れません。季節感溢れる北海道の全てが卓上で見られます。

 この暦、”Made in Hokkaido”と書かれていて、外国人の観光客にも人気になりそうです。

 これを紹介するホームページがまだ出来ていないというのは何とも残念ですが、興味がある方はぜひ『リージャスト』さんで探してみてください。

 メールアドレスはquality@readjust.co.jp

 一冊税込みで1,575円はお薦めです。

【時計台は欠かせません】



【母なる川石狩川】
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たんすケータイあつめたい

2009-11-18 23:55:05 | Weblog
 ご家庭に、昔使っていた携帯電話が眠っていませんか。

 経済産業省が中心となって回収しようという事業が始まりました。名づけて「たんすケータイあつめタイ!」

 携帯電話を始め、パソコン関係の情報機器関連の基板などには金、銀やその他のレアメタルが含まれています。その量はかなりなもので、鉱山から金を取り出そうと思うと、一トンの鉱石から数十グラムくらいなものが、これらの基板からは一トン当たり数百グラムもの金が取れるのだそう。こうなるともはやこれらの情報機器リサイクルは「都市鉱脈」とも呼べる貴重な資源になっています。

 携帯電話も陳腐化が激しくて、売れない機種もあれば使っていても2年くらいで買い替えのサイクルがあると不要な電話がどんどん増えます。

 こうした使わない携帯電話が増えるために、貴重なレアメタル資源が枯渇したり高騰したりするのではないか、という懸念もありますが、逆に、今のうちにこうしたレアメタルを国内に輸入してしまえば、あとはそのリサイクルでかなりの部分を調達できることになり、毎年外国から輸入する資源はほんの少しで済むようになる、という前向きな考え方もあります。

 日本はもはや自分たちの国内で使う分には十分な資源大国なのかもしれません。

 さて、そうなるとリサイクルのシステムが重要で、さらにそれを支えるのは国民の一人ひとりが「情報機器をリサイクル資源として再利用するのが当たり前」という考え方を醸成することです。

 そのためにまずはお題目を唱えているよりは実際にリサイクルに参加してもらおうというのが今回の「たんすケータイあつめタイ」の活動ということになるでしょう。

 今回のキャンペーンでは、使わない携帯電話を回収店舗に持ち込みます。大概の家電量販店なら大丈夫です。そしてそこで携帯電話に穴を開けて使えなくした上で応募券を受け取り、そこに書かれている応募先にネット上で情報を送ると抽選が行われます。ラッキーな当選者には商品券が届くというシステムです。

 新しく携帯電話を買ったときは最高5万円の商品券が当たる高額のコースに応募できますが、購入しない場合は千円の商品券が当るというコースに応募することになります。まあそれでもタダで差し出すよりは運試しもよいかも。


 私も使っていないのだけれどリサイクルに出すのもなんだか面倒くさいと思っていた携帯が一台あるので、これを使って今回のキャンペーンに応募してみようと思います。

 キャンペーンの応募受付は今月の21日から。携帯を新しく買うタイミングならば、高額のコースに挑戦してみてはいかがでしょうか。



http://tansu-keitai.jp/
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事業仕分け~弁護士無き裁判

2009-11-17 23:49:35 | Weblog
 現政権が新しく設置した行政刷新会議。事業仕分けの前半が終わり、予算のムダをカットするという謳い文句で硬直化した予算の世界に連日鋭い切り込みを見せています。

 内容は基本的にインターネット上で公開されています。映像は固定カメラなので関係者がテーブルに座っている粗い風景しか見えませんが、配布資料はネットで取得できますし、コーディネーターが指名する名前や声で誰が話しているのかは概ね想像がつきます。

 我が国の財政は、それぞれ担当する部所にも事業や制度を作り予算を要求してきた長い歴史があって、それぞれに正義があるので、これを廃止したり予算を削減したりするということは確かになかなか容易ではありません。なぜならそれぞれが「国家の意志」の積み上げであるからです。

 
---------- 【ここから引用】 ----------
【事業仕分け】最先端科学も“敗北” 「スパコン世界一」を否定 ノーベル賞受賞の野依氏憤慨  2009.11.13 19:14
 http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091113/stt0911131914010-n1.htm

 政府の行政刷新会議の13日の仕分け作業は、次世代スーパーコンピューターの開発予算に事実上の「ノー」を突きつけた。議論の方向性を決定づけたのは「(コンピューター性能で)世界一を目指す理由は何か。2位ではだめなのか」という仕分け人の発言。結局、「科学技術立国日本」を否定しかねない結論が導かれ、文科省幹部は「日本の科学技術振興政策は終わった」と吐き捨てた。

 次世代スパコンは最先端の半導体技術を利用。ウイルス解析や気候変動問題のシミュレーションなど広範な研究での活用が期待されている。「1秒あたり1京回」という計算速度が売りで、現在、世界一とされる米国製の10倍の速度になる算段だ。平成24年度から本格稼働の予定だが、総額約700億円の国費が今後必要なため、財務省は見直しを求めている。

 この日、口火を切ったのは蓮舫参院議員。その後も「一時的にトップを取る意味はどれくらいあるか」(泉健太内閣府政務官)「一番だから良いわけではない」(金田康正東大院教授)「ハードで世界一になればソフトにも波及というが分野で違う」(松井孝典・千葉工業大惑星探査研究センター所長)などと、同調者が相次いだ。

 文科省側は「技術開発が遅れると、すべてで背中を見ることになる」と防戦したが、圧倒的な「世界一不要論」を前に敗北。同研究所の理事長でノーベル化学賞受賞者の野依(のより)良治氏は「(スパコンなしで)科学技術創造立国はありえない」と憤慨していた。

---------- 【引用ここまで】 ----------

 科学技術において世界の中で最先端を走り、資源小国を国民の素養と世界への貢献で国家間競争を生き抜くということこそ、日本が果たさなくてはならないテーマの一つです。

 それが「確実にビジネスになるのか?」という問いに答えきれないだけで削減や廃止の憂き目を見るというのはなんとも悲しいことですし、野依先生が憤慨するのも当然と言えるでしょう。それは国の意志だったのですから。

 そもそも各分野の最前線を生きる人たちは、そこでの厳しい雰囲気を体で感じながら全力で前進しているわけで、その雰囲気を「私たち(素人)が分かるように説明してください。我々が理解出来なければ説明責任はあなたたちにあるのです」というのはいかにも乱暴です。

 理解されないと言うことは、①説明が下手、ということもあれば②説明されても理解するだけの素養に欠けている、ということもあるのです。インターネットでこのやりとりを生で聞いた人たちはどのように感じたでしょうか。
 
 役人がいじめられるのを見て快哉を叫び、小気味よい快感を感じた人も多いことでしょうね。

    ※    ※    ※    ※

 麻生前総理は「公開裁判のようで釈然としない」というようなことを言っていましたが、ネットでは「裁判にたとえる人がいるけれど、検事が十五人で弁護士もいない裁判ってあるのかね」という意見も。

 中世の魔女裁判も、我が国の敗戦後の東京裁判もそうでしたが、攻める側という片方にだけ正義がある裁判というものの実相がよく見えたような気がしました。

 
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「流行」とはなにか

2009-11-16 23:54:17 | Weblog
 新しい手帳を買い換えて、予定やら住所録を移し変えていると年末を感じます。

 年末といえば、恒例の流行語大賞の発表も間近です。今年はやはり「政権交代」なんでしょうかねえ。

 さて、お笑いの世界からも毎年流行語が飛び出しますが、こちらはうれしさも半分くらいのようです。なんでかって?こちらをご覧ください。


---------- 【ここから引用】 ----------
【サーチナ】流行語大賞に一発屋ジンクスは存在するか?   2009/11/14(土) 12:24
 http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=1114&f=national_1114_010.shtml


  今年の流行や世相を反映し、強い印象を残した新語・流行語を選ぶ『2009 ユーキャン新語・流行語大賞』(自由国民社主催)の候補60語が発表された。お笑い芸人は大賞に選出されると人気が急降下するというジンクスがあり、ノミネートはおいしいようなおいしくないような、との芸人たちの「ぼやき」も聞こえてきそうだ。

  世間に広くゆきわたることが“流行”だが、文字通り流れ行くものでもある。「流行語は翌年は死語」ともいわれ、過去に大賞あるいはノミネートされた「グ~!」(エド・はるみ)や「なんでだろう~」(テツandトモ)、「フォー!」(レイザーラモンHG)など、流行語がすたっていくとともに、あまりお目にかからなくなった芸人も少なくない。

  ネット上でも、「ノミネートされるとしぼんでしまう」「流行語大賞は一発屋の証」などと皮肉られるが、芸人の間でも人気急落のジンクスはしゃれにならないらしく、お笑い芸人は受賞を拒否することも多いという。

  今年の場合、オードリー・春日の「トゥース」や天津・木村の「あると思います」ほか「家電芸人」「ひな壇芸人」がお笑い関係でノミネートされているが、流行語の「ばらまき」をして「パンデミック」を起こしてきたお笑い芸人にとって歓迎できないジンクスを「チェンジ」できるのか。

  大賞とトップテンは、来月1日に発表されるが、賞の行方とともにお笑い芸人たちの今後の活躍が注目される。(編集担当:大黒一生・山田武志)

---------- 【引用ここまで】 ----------

 一昔前は、流行語も寿命が長く、一年や二年は持ったように思います。ところが最近はこの寿命が短すぎます。

 話題になってしまえばもう次に来るものに心が奪われて、飽きるのが早いという世相の反映でしょうか。

 ただ、その年を代表する言葉ということであれば、二年も三年も長続きされると、その言葉を聞いたときに思い出す年が違ってしまうので、やはりその年限りであってくれたほうが良い様にも思います。

 流行歌も同様で、その歌を聴いた瞬間に青春がフラッシュバックしますね。自分の記憶の中に、その年が歌を通じてインデックスとして印が付いているようです。

 「流行歌ばっかり聴いていないで勉強しなさい!」なんて親に言われた人も多いと思いますが、その小言をかいくぐって聞いていたために貴重な思い出があるのも事実。まじめに流行歌など聞かずに勉強に没頭した青春には思い出がなかったりするものです。

 世の中の真理を追究することも大事なら、同じくらいの分量で生きているのは今なのだ、ということを焼き付けておくことも大事なんだと思います。決してどちらか片方があればよいのではありません。

 寂しい人生にならないように、子供には流行歌を聞かせたり思い出を作るよう気に留めておきたいものですね。

 ちなみに私が子供のときに「いいなあ」と思った最初の歌は「夢で会いましょう」と言う番組のテーマソング。次がピンキーとキラーズの「恋の季節」でした。
 懐かしー!
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黄葉の黒姫山

2009-11-15 23:39:42 | Weblog
 心地よい疲れと大量のお酒でぐっすりと寝た妙高高原の朝は爽やかです。

 友人であるオーナーのSさんに最近の観光事情について教えて頂きました。

「最近のスキー客ってやはり減っているんですか?」
「それはもう明らかですよ。私がここでペンションを始めた時はここの妙高には年間320万人の入れ込みがあったんですよ。それが今は年間80万人にまで減りましたからね。冬だけ働けば左うちわという思惑は見事にはずれました(苦笑)」
「それは随分な減り方ですね」

「とんでもないことでしょう?それだけスキー人口が減っているとわけで、全国でスキー場がいくつも廃業して行くのも道理です。しかしそんな中でもここ妙高はおよそスキー発症と自慢するくらいで全国有数の老舗のスキー場の一つですからまだ助かっています。なにより温泉とスキーという組み合わせもしっかりしていますし雪質も最高、ブランドでもあるという点でね」
「妙高高原は最初から始めたということで、逆に言えば最後まで大丈夫だと…」

「そうですね、やはりリゾートブームの時にスキー需要だけをアテにして始めた新興のスキー場が大変です。スキー以外の地域の魅力作りが出来ていませんから。ここ妙高高原は背景に百名山である妙高山をいただき、周辺にも百名山がいくつもあって夏山登山の拠点でもあるんです。僕は兼ねてから『妙高は夏が良いんだ』と言って、ガイド活動をする自然ソムリエというのを立ち上げたり、自分も登山ガイドの資格を取って地域ガイドも養成したりしてきました。最近になってようやく冬のスキー客よりも夏のお客さんが増えてきました。周りのペンションのオーナーは信じなかったけれど、やっと言ってきたことが本当になってきて自信を深めているところです」

    ※    ※    ※    ※

「今までは地域から請われて環境省のビジターセンターのセンター長もやっていたのですが、いよいよ今年度限りでそれは辞めて、あらためてペンションを中心とした人生に集中しようと思いを新たにしました。それで来年から地域の魅力を伝えたもっとたくさんの人に来てもらい、来てもらった人を楽しませるような活動をするNPOを立ち上げることにしました」
「なるほど、そうすると我々の掃除活動はここを訪れる人が気持ちよく過ごせて地域の魅力を感じるためのNPO活動にも通じるわけですね」

「本当にそうですよ。ぜひNPOにも参加してくださいね」


 我々の掃除活動はNPO活動の一部となることで、ここち良いペンションを提供して地域の魅力を伝えるという、より大きな意味を持つということになりました。これは面白い!

 なんでも面白がって参加する先にはいろいろなことが待ちかまえているものです。

 来年はもっとたくさんの掃除活動が展開をしたいものです。今年もお世話になりました。


【黄葉の黒姫山】
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ペンションお掃除~壁拭き

2009-11-14 23:33:23 | Weblog
 出発が遅くなり、妙高高原に着いたのはなんと夜中の3時半。4時にはなんとか寝られたものの、まるで学生の時のスキーのノリのようです。

 それでも着いてから一杯飲もうとする剛の者もいたりして…(笑)

    ※    ※    ※    ※

 今年のペンション掃除ツアーは参加者が五名。一番少なかった時は三人という時もあったようですが、今回が初参加は一人で、慣れた人が四人いればなんとかなるでしょう。

 掃除を重ねると掃除の効率が上がり、昨年まで一時間かかっていた行程が45分で済むようになったり、部屋の汚れを見る目が養われてきてそれまでは気がつかなかった汚れが目につくようになります。眼力が身に付いてくるのです。

 今年は部屋の壁の汚れが目につきました。壁のクロスに細かい埃がついているのですが、これまでは背の届くところまでの拭き掃除ですませていたのです。

 ところがロフトのある天井の高い部屋では部屋の高い部分がおろそかになっていたのです。

 今回はペーパーモップでさっとはらうだけでしたがこれだけで十分に汚れが取れました。

 ここの経験で得られた能力は自宅へ持ち帰ってもきっと役に立つことでしょう。




    ※    ※    ※    ※

 なんだかんだで夜の六時過ぎまでかかった掃除ですが、今年もシーズン前の大掃除が出来てこれでスキー客を迎える準備も出来ました。

 一仕事を終えた後は、温泉につかって汚れを落とし、オーナーの奥様の豪華料理でおもてなしを受けます。なんといってもこれがあるので働きがいがあるというもの。

 今日の掃除の生家を振り返りながら、美味しいお酒と料理に舌鼓を打つというのは最高のひとときなのです。

 掃除とは、一定の時間目が届かなかったところへ気持ちを向けて、振れてあげることで愛情を傾ける作業である、というの私の持論です。今年もそれを実践出来て良かったと思います。

 今年は高速道路も千円になって移動の負担も減りました。希望者がいればお誘いしますがいかがでしょうか(笑) 
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妙高高原へ深夜の移動

2009-11-13 22:45:07 | Weblog
 東京も天気が荒れてきました。

 今は夜の10時半ですが、今日はこれから友人と合流して年に一度の妙高高原お掃除ツアーに出発です。

 重たい荷物を持って出勤し、そのまま行くつもりだったのですが、九州から参加する有人の飛行機が遅れたりなんだかんだで、結局一度我が家へ戻ることに。今日は夕方出かける用事があって、一日中重たい荷物を持って移動していたのでした(苦笑)。

 重たそうな荷物を持った同僚からは「どこへ行くのですか?」と訊かれ、妙高へと答えると、「これからですか?若者じゃあるまいし…」とこれまた苦笑いされました。

 現地へ着くのは一体何時になるのやら。

 おっとそろそろ出かけなくては。
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