北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

正しい歯の磨き方を身に付けるための2つのポイント

2018-12-21 23:23:34 | Weblog

 

 昨年末にまた一本新しいインプラントを入れて、それ以来3か月に一度は定期的に歯の検診を受けています。

 今日もその検診を受けたのですが、どうも一昨日くらいから右下の歯が一本痛くなりぐらついてきました。

 かかりつけの歯医者さんには以前から「レントゲンで見てもこの歯は根が浅いから、無理な力をかけずにだましだまし使った方が良いよ」とアドバイスを受けていた歯です。

 それほど固いものを噛んだりした覚えもないのですが、いよいよダメになったかなあ、とちょっとブルーな気持ちで歯医者さんへと向かいました。

 
 検診では、毎回月の初めに歯の磨き方チェックを受けるので、こちらも十分に磨きをかけて臨みます。

 馴染みの歯科衛生士さんに「ちゃんと磨けてますか?」と聞かれて、「自信満々ですよ(笑)」と答えます。

「そこまでハードル上げていいんですか(笑)。じゃあチェックします」と、歯の汚れに色がつく染め出しの薬を歯に塗ります。

 これで見えない汚れが見えるようになって、磨き残しが分かってしまうのです。

 まさに「見える化」です。

「どうですか?」
「すごい!本当に汚れがない(笑)。私ですらここまで磨けているか自信がないのに」

「でしょー?僕はようやく歯の磨き方がわかっちゃったんですよ」

 
      ◆


 私の場合、幼い時から歯が弱くて、最初に歯の治療を受けたのは5歳くらいの時。

 それ以来、転校、転勤生活の中で、行く先々で歯医者さんを開拓して歯の治療を受けてきました。

 その間、何度も「歯の磨き方指導」なるものを受けてきましたが、つまりは磨き方が全く身についていない半世紀だったのです。

 それがこの1年間でようやく我ながら自信があるほど、歯の磨き方が身に付きました。

 おそらく誰でもこれをやれば正しい磨き方は身につくはずですが、そのポイントは次の2点です。

① 汚れの見える化
② 定期的な集中練習

 
 ①の『汚れの見える化』は、やったことの成果のチェックです。いくら磨き方が正しくても、結果として汚れが落ちているのかどうかがわからなければ、なんにもならないのです。

 私の場合は、インプラントのおかげで、ほぼ一年毎月今の歯医者さんで磨き方チェックを受けて、毎回染め出しを行い、「今の磨き方だと、ここに汚れが残る」というポイントを教えられて、それを頭に印象付けました。

 しっかり磨くべきポイントが分かるのと、この磨き方ではここが弱い、というポイントがわかることが重要です。

 ②の『定期的な集中練習』ですが、今の歯医者さんに一年以上毎月通うことで、月に一度の歯磨き指導を受け続けました。

 そしてその度に、磨き残しをチェックされたことで弱点を認識し、磨く練習を繰り返すことになり、その結果としてようやく1年かけて正しい磨き方が身に付きました。

 見える汚れを落とす練習を繰り返すこと、これがポイントです。

 極端な話、毎日歯を磨いた後に染め出しをして、汚れチェックを繰り返すことを一週間やれば、身につくと思います。

 しかしそれが日常生活ではなかなかできないために、正しい磨き方も身に付かない。

 いちどしっかりと身に付ければ、一生ものの技術なので、人生のどこかの段階でしっかり練習しておけると良いのですが。


    ◆


 さて、磨き方は完ぺきだったのですが、やはりぐらついてきた歯はもうもたないと判断して、抜いてもらうことにしました。

 先生も残念そうでしたが、実際に抜いてみると、歯の根が解けたように傷んでいました。

 これは早晩もたなかったね」と言われ、若干の喪失感が残りましたが、冷静に考えると、より良い日常生活のためには仕方のない選択です。

 皆さんもどうぞ歯を大切に。

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年賀状作成開始 ~ ネットで繋がっている方は今年が最後の年賀ハガキです

2018-12-20 23:03:30 | Weblog

 

 年末が近づいて、まだ年賀状を作っていないことに気が付き、昨夜から慌てて作業開始。

 年賀はがきの裏面は毎年同じデザインで統一しているので、今年の文面と写真を整えれば、もうそれで完成。ここまで30分。

 少しくらい古くても、キャノンのプリンターは高性能で約300枚ほどの裏面印刷を、文句ひとつ言わずにやってくれる。

 たまに文句らしきものがあるとしたら、「インク切れです」という淡々としたお知らせのみ。

 カートリッジを交換してさらに印刷続行で、300枚が刷り上がるのに約1時間を消費。

 あとは送る先の住所と名前印刷ですが、裏面の印刷をしながら、これまでに届いている喪中はがきのチェックと、今年亡くなられた方などのリストを整理します。

 さらに、SNSなどで日常的につながっている方には、「ネットでのお付き合いをそのままに、ハガキでの年賀のご挨拶は今年で最後にさせていただきます」というお知らせをすることにしました。

 あとは宛名と住所の印刷ですが、これも指定をしたうえでプリンター任せ。なんと始めてから印刷が終わるまで、4時間くらいでできてしまいました。

 早いし、ミスもほとんどありません。たいしたものです。

      ◆

 さて、そうやって、今年最後のハガキの方をリストアップしてみたのですが、来年から送らないようにする方は、約300枚のうちの30枚と、一割ほどしか減らないことがわかりました。

 どういう方がネットでつながっていないか、というと、まずご高齢になった方が多く、そういう方たちはまずネットには縁遠いものです。

 そしてもう一つは、現役の公務員の後輩の人たちです。

 公務員の人たちは、面と向かってはSNSの利用を禁止されているわけではありませんが、何か書けば、批判めいて炎上したり、機密を漏らしたりすることの心配があります。

 そんなわけで、余程自分に自信があるかたでないと、頻繁に利用をすることがはばかられる雰囲気があります。

 そんなわけで、いくら若いといっても、なかなかSNSで繋がれなかったりするものです。

 案外ネットで繋がっている人の割合って少ないんだなあ、と改めてわかりました。

 さて、一言添えを頑張ります!
 

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営業は信用と信頼

2018-12-19 23:39:37 | Weblog

 

 わが職場でのOA機器の入れ替え問題が佳境を迎えつつあります。

 今まで当たり前にいれてもらっていたA社さんですが、最近営業の姿勢が以前ほど熱心ではなくなったと感じていました。

 そこで、対抗のために同業のB社さんに相見積もりをお願いしたところ、思いのほか熱心で、示された価格も予想以上に勉強した額を提示。

 こちらの心がぐっと傾かけているわけです。

「そういえば、その後、A社さんとの話はどうなっている?」と、事務を担当してくれている女性職員に聞いてみました。

 すると答えは、「価格も営業の姿勢も熱心さも、B社さんが高評価なんですが、今までのお付き合いもあるので、先日A社さんの営業担当に来てもらって、話し合いをしました」

「ほほー、A社さんは焦ったでしょう?」
「当日は、A社のいつも来る営業の方と、その上司の方も一緒に来て、こちら側の考えを伝えました。このままでは分が悪いですが、改善策はあるでしょうか、といった話をしたんです」

「その回答は?」
「それがその当日は持ち帰ったんですが、その後何も言ってこないんです…」

「ええ?諦めちゃったのかな?」
「分かりません。こちらも三日くらいは待ってあげようと思ったんですが、上司の方も含めて、全く何も言ってこないので、そろそろ最終決定の時期のように思います」

 どう見ても、誠意に欠けているように思える営業姿勢に、担当の女性ももうあきらめ顔です。

「どこで何をどう間違ったんだろうね」と話していますが、特別な事件があったわけではありません。

 その一瞬一瞬の、困ったときの対応や親身になってくれたかどうか、の判断が積み重なって、次第に信頼と信用を失っていったとしか思えません。

 信頼と信用を失うのは一瞬で、それらを短期間に得るための魔法はないのです。

     ◆


 そういえば、今日は年明けの舗装3団体が主催する新年交礼会でご祝辞をいただく予定の皆さんをお訪ねして、直接お願いをしてきたところでした。

 訪問の約束を取り付ける電話をした際に、なかには多少の親しみを込めて、「外は天気も悪いし、わざわざ来なくても、郵送で依頼状を送ってくれてよいですよ」と言ってくださった方もいました。

 しかしそこでその言葉を額面通り受け止めてはなりません。

「ありがとうございます。しかし、こちらからお願いをする事柄ですので、お忙しいことと存じますが、是非伺わせてください」
「そう?じゃあ待ってます」

 お忙しい方でしたが、実際にお会いして最近の舗装事業を取り巻く話題などを説明すると、挨拶の言葉にもイメージや実感がわいてきたようで、やはり直接お会いして良かったです。

 これもまた組織にとっての一つの営業と思えば、その一瞬に楽をしなくて良かったなあ、と実感。

 さて、OA機器はB社になるのかな。

 

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フライ至上主義から改心して、ルアーもありだな、と思った話

2018-12-18 23:46:46 | Weblog

 

 職場の女性職員に、「専務、魚釣りはどうだったんですか?」と訊かれて、昨日の顛末をお話ししました。

「はじめは餌釣りで始めたんだけど、魚が岸壁によってこないので、ワームでの釣りに挑戦しました。ワームでの釣りは初めてだったけれど、一応2匹釣れたので、釣れるんだということはわかりましたよ」

「専務は以前、『釣りはフライフィッシングが一番だ』なんて言っていませんでしたっけ?」
「そうなんだけど、やっぱり海釣りとなると、餌釣りかルアー系統の釣りになっちゃって、それなら釣れるんですからね」

「フライとルアーの釣りはどちらが好きなんですか?」
「やっぱり品があるのはフライのような気がするけれど、海で食べる魚を釣るとなると、品格とか言っていられなくてとにかく釣れる釣り方がいいね」

「ルアーでもいいんですか(笑)」
「うん、以前は、フライとルアーを比べた時に、『同じイスラム教でも、スンニ派とシーア派があるように、宗派が違うとお互いに相いれない』ということがあるでしょう。フライとルアーもそれくらい違うと思っていたんですよ」

「はい」
「でもどちらも釣れるので、もう僕は改心して、フライもルアーもどちらもきっちり修めたいと思うようになりました。もうシーア派とスンニ派のような宗派の対立はないね。僕はイスラム教でいく!」

 そういったときの女性職員の反応は「あらー」

 お後がよろしいようで。

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年末最後に新たな挑戦 ~ 今年の海の釣り納め

2018-12-17 23:56:45 | Weblog

 

 先週のホッケ釣りで、すばらしい釣果を上げていたお兄さんから教えてもらったのは、ワームという、ゴム製の疑似餌を使う釣り方でした。

 それで、どうしてもそのワームでの釣り方を試したくて、友人を誘って積丹へリベンジに向かいました。

 前回が「今年最後の50回目」の釣りのつもりだったのですが、「反省と泣きの一回」です。

 前回と同じ神崎港には、釣り人が前回よりは数が減ったよう。

 見ていても、餌釣りで狙う人たちはあまり釣れていないようで、ちょっとした時期の違いで、もうホッケの群れは去ってしまったのかもしれません。


    ◆


 一応餌釣りの用意もしていきましたが、今日のメインはワームでの釣りなので、そちらでチャレンジです。

 港の入り口めがけてキャストと回収を繰り返して、底ちかくにひそむホッケを狙います。

 するとお昼前くらいに、手にぐぐっと食いついた感覚が伝わり、見事につり上げに成功。

 魚の岸寄りが少なくて、餌釣りではなかなか釣れない中、遠くを狙える釣りもなかなか良いものです。

 しかし今日は魚が少なくて、岸壁にはまったく活気がありません。

 結局私は2匹、誘った友人は3匹で本日の、そして今年の釣りは終了。

 さすがにそろそろホッケの季節も終わりでしょうか。

 今日は、年末最後の「泣きの一回」の釣りでしたが、ワームという新しい釣り方に挑戦してとりあえず釣れることが分かったので、それが今日最大の釣果です。

 数多くの経験を通じて、引き出しを増やすことが釣りの楽しみの一つです。

 

 さて、釣れたホッケは、ナイフを入れて現地で血抜きをしておいてから家でさばきました。

 前回はさぼってしまいましたが、血抜きをしておくと、開いたときに実が白くて味もずっと良くなります。

 今年も楽しくて美味しい釣りを楽しめました。

 来年は魚がもっとたくさん寄ってくれることを期待したいですね。

 今年の釣り納めも意味ある釣りでした。

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幾寅駅は幌舞駅

2018-12-16 23:45:55 | Weblog


   【金山湖周辺 国土地理院地図】

 昨夜は金山湖畔のログホテル・ラーチに宿泊。

 金山湖の対岸には、映画「鉄道員(ぽっぽや)」のロケ地になった幾寅駅があるので久しぶりに見てみることにしました。

 金山湖には湖のほぼ真ん中あたりに、東西を結ぶ鹿越大橋がかかっていて、これを渡って東岸へ移ります。

 東岸には岸辺に駐車場が整備されていて、冬はここに車を止めてワカサギ釣りが楽しめるとのこと。

 平成28年の洪水で、金山湖には土砂が流入してワカサギが全く釣れなくなっていたのですが、10か月前の今年の冬には少し戻ってきた、という情報もありました。

 年が明けたら、仲間たちとワカサギ釣りに来ようと思っています。


    ◆


 さて、湖に別れを告げて空知川の上流を目指し、幾寅の集落にあるのがJR幾寅駅で、ここが「鉄道員」という映画のロケ地になったのです。

 今でも駅前には撮影時に建てられた床屋や飲み屋のセットがそのまま残されていて、映画を見てから来ると楽しめます。

 また幾寅駅は表に、映画の中でつかわれた「幌舞」という駅名看板が掲げられていて、そのままになっているのもしゃれっ気があります。

 駅舎の中には、映画ゆかりの品々を展示する展示コーナーがあって、主演だった高倉健さんが映画の中で来ていたコートなどが飾られています。

 駅舎から外へ出て階段を上りホームに上がってみると、そこからまっすぐに伸びる鉄路が郷愁を誘います。

 ところで、線路の上が全く除雪されていなくて、汽車が走った形跡がありません。

 時間が早すぎるわけでもないだろうに、と思って駅の時刻表を見てみると、下の方に赤い文字で「平成28年8月に発生した台風の被害により新得~東鹿越は当面の間バスによる代行運転となります」と書かれています。

 そうか、現在丁度この区間は汽車の車両が走っていないのでした。

 寂しさが余計に募る、雪の降り積もる線路でした。

 ところで、まちづくり的に言うと、こういう出来事が地域の思い出としてだけではなく、どうやって後々まで経済的な恩恵を残せるのか、と考えてしまいました。

 次々に目新しいことに追われてしまう現代人に、過去の出来事をアピールする方法…。

 現役の線路と駅舎が駅名まで映画のままで、当時の雰囲気をそのまま残している粋な計らいです。

 そういえば高倉健さんは、増毛でも「駅」という映画に出演されていました。

 北海道、駅、映画…などに共通のイメージがありそうなのですがねえ。

 

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34回目の結婚記念日です

2018-12-15 20:43:14 | Weblog

 

 今日は南富良野の金山湖畔のホテルラーチに妻とやって来ました。

 本当は明日の12月16日が結婚記念日なのですが、週末の関係で今日の15日にお祝いをすることにしたのです。

 今年で34回目の結婚記念日になりました。

 金山湖にはいつかワカサギ釣りに来たいものだ、と思っていましたが、こういう形で来ることになろうとは思いませんでした。

 ホテルラーチの"ラーチ"とは、カラマツのこと。

 宿泊棟はカラマツと思われる太い丸太で作られていて、とてもワイルドな感じです。

 敷地の中にはコテージもありますが、今日はホテルの方に宿泊しました。

 美味しい料理と富良野ワインで大満足。

 食事をしてから家に帰らなくて良いというのは、これはこれでありだなあ、と思いました。

 
    ◆


「そういえば、去年はどこでお祝いをしたんだっけ?」と言われましたが思い出せません。

 こういうときこそ、去年のブログでチェックをすればよい。

「ああ、そうだ。去年は、家の近くのフレンチのレストランへ行って、そこがもうすぐお店をやめてしまうというのでショックを受けたんだ」

 去年行ったレストランは、ご主人がもう良いお年になったので、いよいよ見切りをつけて、お店を閉じたのでした。

 その建物も、夏には撤去されて空き地になりました。

 こうやって町は新陳代謝して、時は過ぎてゆきます。

 今日という一日を大事にいたしましょう。   

 

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無駄骨であったと思っても、それは修行

2018-12-14 23:54:44 | Weblog

 

 パソコンに向かいながら、何気なく以前の「致知」を開いて、パラパラめくっていると、臨済宗円覚寺派管長である横田南陵さんの文章に目が留まりました。

 本文のタイトルは「春は枝頭に在ってすでに十分」とは、戴益(たいえき)という宋代の詩人による「春を探る」という詩の一節。

 終日春を尋ねて春を見ず
 藜(あかざ)を杖突き踏破す
 幾重の雲
 帰り来たりて試みに梅梢を把りて看れば
 春は枝頭にあって已に十分

 
 詩の意味は、一日も早い春の訪れを待ち望んで、春の息吹を見つけ出そうと終日探し回った。藜の杖で、幾重もの雲を越えて探し回ってみた。
 しかし春は見つからない。くたびれ果てて、わが庭に帰ってきて、ふと梅の梢を手に取ってみれば、梅の花がふくらんでいるではないか。
 春はこの一枝にあって、すでに十分ではないか、というものです。


    ◆


 横田管長は、若い時に真理を求めて修行に励み、幾度も「どこに真理があるのか」と探し求めて回ったといいます。

 大学を出ては京都の修行道場に出かけられて、その間にもどこかに優れた禅師がおられると聞いては出かけて教えを乞うた、と言います。

 師匠からは、「修業とは、無駄骨を折ることだ」と教わり、そのときは「そんな無駄なことをしないといけないのか」と不可解に思ったそうですが、今にして思えばまさにその通りだったと、納得しているのだと。

 春は枝頭にありました


    ◆


 昨日の釣りで、反省の釣りノートをつけました。

 以前にも失敗して学んだはずなのに、釣り場に行く前に忘れていった道具がありました。

 初めての釣り場では、何が必要かとか、どんな道具が使えるか、といったことに予想がつきにくいものです。

 しかしそれにしても「これを忘れちゃだめだろう」というものもあって、全く頭がいっぱいいっぱいになっていたことに気づかされます。

 港へ到着してからも、必要な所作や釣り方もおぼつかなくて情けない。

 お隣の釣り師の方と話しながら得た新しい知識も、この先役に立つに違いないので、そういうことを記録しておくのが私の釣りノート。

 横田館長が、師匠から教わった「修業とは、無駄骨を折ることだ」と教わったという一節が心に響きます。

 無駄骨を恐れるな、これは修行です。

  

 

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積丹へホッケ釣り ~ 今年50回目の釣りでした

2018-12-13 23:23:10 | Weblog

 

 いろいろと仕事の区切りをつけて、今日は一日お休みをいただいて、友人と積丹方面へホッケ狙いの釣りに行ってきました。

 年末のこの時期になって、様々な友人のブログやSNSで、積丹方面でホッケの爆釣が相次いでいる、という情報が寄せられているのです。

 これは行かねばなるまい、ということで友人と一緒に積丹半島に向かい、目指す今日のポイントは、神崎漁港というところ。

 天気が良ければ、積丹半島の景勝ポイントの神威岬が遠くに見える景色の良い港ですが、ここが釣れているいくつかのポイントの一つだというのです。。

 本当に数を釣りたければ、夜討ち朝駆けで夜から来るのでしょうが、なんちゃって釣り師の我々は朝8時に家をゆったりと出発。

 それでも開通したばかりの後志自動車道の小樽~余市間の高規格道路を使うと、家から30分で余市に到着しました。いやあ、近くなったものです。


    ◆


 神崎港には、10時くらいに到着しましたが、もう20人くらいの人たちが釣りをしていて、帰る人は帰るくらいのタイミングでした。

 帰ってくる人に釣れ具合を聞くと、「釣れましたよ」とのことで、皆満足げな様子が伝わってきます。

「今日は良さそうかな」と期待をしながら釣りを始めましたが、どうしたことがぴたっと釣れない時間になってしまいました。

「あちゃー、止まったかな」と言いながらも、またホッケの群れが巡ってくることを期待して待つこと2時間、昼過ぎになって急に釣れ始めて、とたんに釣り場は活気づいてきました。

 このあたりの海は、水がきれいでホッケの群れが集まってくるのがはっきりと見えます。

 撒き餌をしながら釣竿を垂らして、私は5匹、友人は15匹のホッケを吊り上げました。私は後半になってから3本連続で釣りあげる途中でバラシたために数が伸びなかったのは残念。

 あまり釣れ過ぎても、家に帰ってきてから捌いたり冷凍保存するのも大変なので、決して負け惜しみではなく、5匹くらいの釣果は丁度良かったくらいです。

 

 家に帰ってきてから背開きでさばいて、塩水に浸してから干して干物にしますが、釣ったからには美味しくいただくまでが釣りですね。

 これで今年の釣りの回数が50回になりましたが、ほぼ今年の締めの釣りかと思います。

 最後はなんとか釣れたけれど、いろいろと未熟な面も思い知らされて反省材料もたっぷりありました。

 まあ良い釣りで今年を締めくくれたので、良かったということにしましょう。

 来年も楽しみますぞ!

 

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良い床屋さんを探しましょう ~ そこは地域情報の宝庫

2018-12-12 22:44:57 | Weblog

 

 毎月通う馴染みの床屋さん。

 私を担当してくれる子(まだ30代)は、釣りが大好きで、頭を刈ってもらいながらの釣り談義が楽しみの一つです。

 ただし彼は幼い時からお父さんに付き従って、長年積丹の海で釣りをしてきた猛者なので、私などは足元にも及びません。

 彼は「床屋になって改めて、釣りをやっていて良かったな、と思います。ある意味釣りネタは、いろいろなお客さんに話を合わせることができるんです」と笑っています。

「釣りの話で、先日面白いことがあったんです」
「へえ、なんですか」

「サケ釣りが得意で、何本も釣れるというお客さんがいたので、話が合って『どんな仕掛けなんですか』とか、『エサは何を使っているんですか』とか、上手な人の話が聞けて勉強になったんです」
「はいはい」

「そうしたらその次に、『今年からサケ釣りを始めたんだけど、全然釣れないんですよ』というお客さんが来たんです。それで、仕掛けはこうで、エサやタナはこんな感じだと釣れるんだ、というお客さんがいましたよ、と教えてあげたんです」
「はい」

「そうしたら、釣り方を教えてあげたお客さんが次に来た時に、『いやあ、教えてもらった通りにやってみたら釣れましたよ!』と嬉しそうに言ってくれたんです。僕は床屋って、そういう知識の受け渡しの役割だと思うので、釣りをやっていて床屋になれてよかったな、と思っているんです」
「なるほど、確かに又聞きを伝えるだけでも、役に立つことってあるんですね」

「以前聞いたことがあるのが、『サラリーマンは転勤したらまず良い床屋をみつけなさい』という言葉です。これはまさに、良い床屋さんに行けば良いお客さんによる地域の情報が、床屋さんを通じて得られるから』なんだそうで、そんな床屋になれたらいいなあと思います」

 値段が安いだけで、会話のない床屋さんってやっぱりつまらないものです。

 床屋さんを、人に接する最前線の職業だと思えば、美味しい居酒屋とかラーメン屋とか、地域の話題を得るのに格好の場所ではありませんか。

 いわゆる他愛もない、という意味でつかわれる「床屋談義」という言葉ですが、丹念に紐解けば案外優れた地域ネタの宝庫でもあるんじゃないでしょうか。

 「良い床屋さん」をさがしましょう。

 

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