北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

昔とは違うんですよ ~ 当世学生気質

2018-12-11 23:39:48 | Weblog

 

 ある会合で工学系の大学の先生に会って、そのまま忘年会に突入。

 最近の学生気質についていろいろと伺いました。

「先生、最近の学生は、就職するときには給料よりも休日・休暇を求め、現場仕事や営業は嫌い、というイメージなんですが、なんとかなりませんか?」

 するとその先生は、「ええ?そうかなあ。実は今年の推薦入学の面接が終わったところなんだけど、今年はうちの大学の推薦希望者が例年の3~4倍と多いんですよ。で、多くの若者が『世のため人のためになりたい』って言うんだって」

「へえ、そんなに人のためになりたいという若者が多いってどういうことでしょうか」
「僕はねえ、やっぱり災害が多かったからじゃないかと思うんです。多くの災害被害を見て、うちの大学で工学を勉強して土木とか技術を学んで社会に貢献したいという人が多くなったんじゃないか、と。あくまでも僕の感覚だけどね」

 そんな考えの若者が本当に増えたのだとしたらありがたいことです。

 しかしそれにしても若者の数そのものは増えないので、人手不足対策は別途に行わなくてはいけませんね。


    ◆


 面白かったのは、その先生の授業風景です。真面目な生徒ってどれくらいいるんでしょうか。

「先生、今の学生は真面目に授業を聞いてくれて、理解してくれていますか?」
「そうねえ、僕の講義は大体50人くらいが受講しているけど、本当に内容を理解しているのは1割かな。でも面白いのは、一番前に座る学生がいるけど、今はそういう学生は勉強ができないんだ(笑)」

「ええ?一番真面目で勉強する意欲もあるから一番前に座るんじゃないんですか?」
「それが違うんだよ」

「じゃあ彼らはなぜ一番前に座るんですか?」
「多分、それまでもずっと一番前に座っていたから、だと思うよ。だって質問をそういう子たちにぶつけても誰もわからないんだもん(笑)」

「ははあ、じゃあ勉強のできる子はどこに座っているんですか?」
「あのね、一番後ろに座っている子はやっぱり駄目なんだな。で、できる子は一番後ろから少し前くらいに座っていて、僕の講義を聞いていて、ポイントではちゃんとうなずいているからわかるんだよ」

「じゃあ質問を当てるときはその子に当てれば良いんですね」
「でも、すぐにその子に当ててもダメ。まずは答えられない子に何人か当てて、間違いのパターンを出し尽くしてから、ようやくわかっている子に当てて正解を出させるようにしてるんです。なかなか大変なんだよ(笑)」


    ◆


 先生は、「昔は僕が講義で教えたら、分かっている子が周りのわかっていない子に教えて、知識がふわっと広がったものなんだけど、最近は、その分かっている子が授業が終わったらすぐに教室から帰っちゃうから知識が広がらないように感じているんです」とも。

「だから、今はできる子たちに、『少し周りの子たちにも教えてあげるんだよ』と伝えています。そう言えば、彼らはちゃんとやるんだよね、これが」

 でもこちらの大学では、最近は大手から中堅のゼネコンにしっかりと学生を送り込んでいるとのことです。

 さあ、ここで育った多くの学生さんには舗装の世界にも来てほしいものです。

 がんばれ若者!

  

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原案を作るものが一番エライ

2018-12-10 23:45:02 | Weblog

 

 職場のオフィスで使っているOA機器ですが、リース元の会社の営業マンの方が替わってから、営業力が落ちていると感じています。

 そこで女性職員に、別な会社からも同様のOA機器に関するサービス内容をヒアリングするように頼んだところ、別な会社から話を聞いてくれました。

 すると、どうやら後から話を聞いた会社の機器の方が、より安価で性能もよさそうで、しかも営業の担当者もより真面目で誠実そうに感じたのだそう。

「でも専務、その一台だけの機械を後の会社に替えることで、前の会社とぎくしゃくするんじゃないか、とか、マイナスの面も考えてしまって、どうしたものか悩んでしまいます」と、担当の職員は悩んでいます。

「なるほど。でもその話だけで、僕が『前のままが良い』とか『替えてみたら』とは言い難いですね。まずはそれぞれの会社が示している価格とか性能とか、さらには営業力などの評価比較表を作って、皆で判断するのが良いでしょう。
 でもその資料を作るときには、自分として『どちらが、組織のためになるか』ということをよく考えて、『これが良い』というものを作るんです。
 そういう意味では、(こうありたい・こうあるべき)という原案を作る担当者が『一番エライ』と僕は思うんですよ」

 何かを決めるときは、「どうしましょうか」という質問はありえません。

 必ず担当者が「これが良いと思う」という答えの原案をつくるものですが、その案は「なぜそうなのか」という疑問、質問に対して答えを考え抜いたうえでの結論であるべきです。

 だから原案に対しては、様々な想定質問を考えてそれらに対する回答が作られるわけで、様々な視点からの疑問をつぶしておくのです。

 それだけやっておくことで、より高いレベルでの議論にも耐えて、当初の原案通りに物事が進む。それが原案作成者にとってハッピーな結末です。

 大変だけれど、進むべき道が一番見えているのも、原案を作る人というわけです。


    ◆


 産業再生機構(JIC)と経済産業省との間で、報酬に関して経産省側がJIC側に示していた元々の案を白紙撤回した、というもめごとがあり、JICの田中社長ほか社外取締役が辞任した、という報道がありました。

 その内実は知る由もありませんが、最初の報酬案を作成して想定質問を数多く作成し、説明をしてきた原案作成の担当者がどういう思いでいるかを考えると、切なくなります。

 もちろん、全てが原案の通りに行くわけはないのですが、ほぼ最終結論が出たと思ったところでひっくり返された理由は何だったのか、知りたいものです。

 こうありたい、とイメージする力って大切なのです。

 

 

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過去の記事でも読んでもらえます

2018-12-09 23:46:56 | Weblog

 

 私のブログの「北の心の開拓記」では、毎日記事を書いていて、実にたくさんの方にアクセスしていただいていて感謝に堪えません。

 ところがこれを、(どんな記事が読まれているのだろうか)と思って、自分のブログのアクセスを分析してみると、実は毎日「最新の記事」だけが読まれているわけではないことに気が付きました。

 私のブログには管理者権限による分析ツールがあるのですが、これで昨日アクセスが多かった記事を多かった順番に並べてみると、一番はなんと「自分の住んでいる自治体にふるさと納税はできるのか」というタイトルの記事でした。

 なるほど、時節柄ふるさと納税の期限は12月いっぱいなので、気にした方が検索で探したときに、私の記事にたどり着くらしいのです。

 ちなみに私も、グーグルで「自分の住んでいる自治体 ふるさと納税」というキーワードで検索をかけてみると、私の記事は約147万件ある記事の中で第4位にランキングされていました。

 また昨日の2番目だった「もらった鹿肉の美味しい食べ方」について、やはりグーグルで「鹿肉 美味しい食べ方」で検索すると、私の記事が5番目に出てきました。

 ブログなんて、その日の心の記録のつもりで軽い気持ちで書いているのですが、実は昔の記事の中に、今でもずっと検索上位に挙がってくるような記事があって、それがアクセス数に寄与しているのです。

 釧路の『夕日ハイボール』というご当地カクテルの記事に至っては、「釧路 夕日ハイボール」でグーグル検索で、約3万7千件ある記事の中で検索順位が1番上に来ていました。

 社会の片隅の一隅を照らすような記事でも、読んでいただいているうちにそれが検索上位になり、また読んでもらえるというような相乗効果があるようです。

 「一燈照隅 万燈照国」と言います。

 デジタル時代は、小さなことでもコツコツ書き記しておくと、いつか誰かが読んでくれて、その話題が広がるかもしれない確率が高まります。

 これからも、自分ならではの視点の記事をコツコツと書いていきましょう。

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会議の段取りは九分五厘まで

2018-12-08 23:51:32 | Weblog

 

 先週の12月6日(木)に、舗装関係の三つの協会と北海道開発局の幹部の皆さんとの意見交換会がありました。

 昨年は、協会側と局側がどちらも17名ほどで同じ人数だったのですが、今年は協会側の出席者が28名とずいぶん増えて、会場づくりに苦労しました。

 こういう会議を開催するにあたっては、会議の日程調整、会場の予約、出席者の確認、連絡、配席図の作成、資料作成、全体進行計画の策定など、会議をどう進めるかという事務作業があります。

 これを通称「ロジ」と言いますが、ロジとは、英語のロジスティックス(logistics=後方支援)の略で、会議の全体進行事務のことを言います。

 大体は若い人たちが担当するような仕事ですが、このような会議を担当するのは結局私が全責任者なので、全資料作成は私の担当。

 おまけに、直前になって欠席者が出たりすると、出席者名簿や配席表などをすべて修正しなくてはならず、結構作業量があって時間を取られます。

 会議の司会進行も私で、参考資料説明、質問内容の読み上げ、時間管理も全部私なので、疲れますが、すべてを自分でコントロールできるので、事前に全体像が把握できていれば、大幅な時間超過などの失敗はまずありません。

 一番大事なことは、相手にも全体進行イメージをもって、「情報提供時間はおおむね30分でお願いします」としっかりと伝えておくことです。

 これをやっておくことで、相手側も資料の端折り方や重点的に押さえておくべきポイントを選択できて、進行管理の協力者にできることがあります。

 また、最後には事前の予定なしの自由な討論の時間を取りますが、このときに質問をしてくれて進行に協力してくれる人がいれば助かりますが、いないときには自分自身が質問者になるように、想定の質問なども準備をしておきます。


    ◆

 司会進行や資料説明をするときに、気を付けているのが「あのー」とか「えー」といった間を取るためのノイズを出さないことで、これを"言葉のヒゲ"と言います。

 発言の時に、「あのー」とか「えー」という言葉のヒゲを入れると、自信がないように思われたり、説得力をなくしてしまうものです。

 そのために私は事前に発言を想定して、全ての読み原稿を作ります。

 今回の1時間45分の会議であれば、作った読み原稿は約8千文字でした。

 これをベースにして話をすれば、多少のアドリブや変化を加えても進行がブレブレになることはありません。

 よく「段取り八分」と言われますが、段取りで九分五厘まで仕上げておくように心掛けましょう。

 ところで、会議は「ロジ」と「サブ(=サブスタンス=中身で何を議論するか)」と言われて、会議の中身も大切です。

 今日のところはロジまでで、サブについてはまた後日お話いたしましょう。

 

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下町ロケットはもう古い! ~ ICT機械はここまで進んでいるぞ

2018-12-07 23:55:05 | Weblog

 

 今日は、(一社)日本建設機械施工協会北海道支部の懇親会。

 これは、建設関係の機械や機械施工に関係する業者さんたちの集まりです。

 最新の機械を開発したり技術革新を進めている知人がいて、最近の建設機械のいろいろな情報を聞くことができました。

「最近の建設産業は人手不足という声が聞かれますが、機械を運転するオペレーターさんの数って足りているんでしょうか?」
「そうですね、最近は数だけの話でいうと、まだなんとかなっているというところでしょうか」

「へえ、そうなんですか。今はICT(=Information and Communication Technology(情報通信技術))と呼ばれる最新の情報通信技術でサポートするような機械がと思うんですが、これが人手不足を補えるのかどうか心配なのですが」
「はい、おっしゃるようにICT施工機械は増えていて、これがあれば免許はあるけれど多少経験年数が少なくて、腕が劣るような技術者でも正確に施工ができますが、そういうオペさんが増えて、自分の経験と腕でICT機械より上手にできるという技術者が減っているという感じでしょうか」

「なるほど、まさにICTが高度な技術者の減少を補っているという構図なんですね。ところで、最新のICT技術のホットな話題といえば何かありますか?」
「はい、今年のキーワードは"止まる・止める"ですね」

「それはどういうことですか?」
「かなり自動で動くICTの機械ですが、現場の作業員のレベルが下がっていて、『機械が動いているときは、その作業半径に入ってはいけない』ということがわからない人が増えて、機械のそばに近づいてしまったりすることが多くなりました。それで、それを防ぐのが、機械が人の存在を感知して、人にぶつかる前に"止まる・止める"という安全のための技術がどんどん進歩しているんです」

「なるほど、それは赤外線センサーで人の体温を感じる、といった技術ですか?」
「いえ、最近はカメラで写した画像で判断する技術ですね。これが進んでいて、作業しながら危ないところに人を感知すると止まるんです。安全が第一、というわけですね」

 ICTと言いながら、AIの技術も進んでいるようで、こうしたことが安全で効率の良い作業につながることを期待するばかりです。


    ◆

「ICTと言えば、今『下町ロケット』というドラマで、無人のトラクターが登場して、農業を救うんだ、というストーリーになっていますよ」
「私も観ています(笑)。ただ、農業も初めはトラクターの無人化を進めたんですが、やはり最後の最後で無人の技術は危ない、ということになってきていて、今は、一人が乗ったトラクターに数台のトラクターがついていくというシステムん移行しているようですね」

「そうなんですか。テレビでは誤差5センチの精度で動かしていましたが」
「今は誤差の精度は1センチです。最近の農場はとにかく大規模化していて、延長が長くなっています。なので、5センチも誤差があると、畝を正確に切って作物を植えて収穫するということが難しいようです。まさにすごい時代が近づいていますよ」


 今日はずいぶんと興味深い話題をたくさん聞かせてもらえました。

 人手不足を補う機械の進歩に期待したいですね。

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お待たせしました。どーかな?

2018-12-06 23:51:37 | Weblog

 先日の還暦同窓会の際に開催された、同期で芸術家になったサカイ君の個展。

 そのとき、いくつもある作品を眺めていましたが、少し気に入った作品がもういくつも売れてしまっていました。

 こういう個展って、作品を比較できてしまうので、(こちらよりもあっちの方が気に入ったのに)ということが出てしまいます。

 そのために、残っていた作品の購入をためらっていたところ、サカイ君が寄ってきて、「そうだよな、この作品も、真ん中を少し明るくすると良かったと、今ならわかるな」と言って、「中心近くにちょっと明るいオレンジイエローを足すと、ぐっと良くなる」と太鼓判を押してくれました。

「おーけー、分かった。じゃあこれをちょっと手直しして送ってね」と頼んだのが半月前。

 それが今日、メッセージを添えられて届きました。

  『小松様 お待たせしました どーかな?』

 飾ろうと思っていたテレビの上には、高校時代の芸術の恩師から結婚記念にいただいた水彩画が飾ってあったのですが、部屋の気分を変えるのにサカイ君の作品に取り替えました。

「うーん、いいねえ」

 壁の色味が変わるだけで、気分がこんなに変わるとは思いませんでした。

 真ん中にオレンジイエローの模様が加わって、少し明るさが増しましたし、壁の空間にちょうど良い感じです。

 個展では、この作品のほかに、もう一つ赤を基調にした小品も買い求めましたが、これも一緒に届いたので、これは別の壁に飾るつもりです。


 
 こういうクリエイティブな作品に出合うと、自分の気持ちも高校生のようにワクワクして、なにか物を作ってみたくなりますね。

 フライでも巻いてみようかなあ。

 思い切り芸術的なフライが巻けるかもしれませんが、芸術心のわからない魚には通じないかな(笑)。 

 

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1台のパソコンから始まる営業

2018-12-05 23:54:54 | Weblog

 

 

 午前に、事務の女性から、「専務、OA機器メーカーのA社の営業の方がご挨拶をしたいとのことなんですが」と聞かされました。

 聞けば、今オフィスで使っているのはOA機器大手のB社さんからのリースなのですが、リース機器の窓口になっている女性職員たちが、どうも最近営業に来る方の反応が鈍い、と感じているというのです。

「A社の方の話を聞くことは意味があるの?」と訊くと、「今リース機器を入れているB社の営業の方は、『この協会は、次も機器更新してくれるだろう』と安心しきっているのじゃないかと。だから次回の更新のために相見積もりをもらって、価格やサービス内容を比較すれば緊張するかもしれませんし、それでも改善しないならリース先を替えても良いと思います」とのこと。

 どうやらサービス水準の低下に対して、積もり積もった不満が背景にあるようです。


「そもそも、今の会社にしたのはなぜ?」
「はじめは、C社さんだったんです。それがB社の営業担当の方がとても真面目でマメに対応してくれたので、それこそ1台のパソコンリースから始まって、次第に『ここがいいね』となって、今では全部をB社に替えたんです」

「そのときは『ここが良い』と思ったB社さんがダメになったの?」
「年月が経って、当時の営業担当さんは仕事ぶりが評価されて偉くなり、今は他の地域の責任者になっているんです。営業の担当者さんの良し悪しは仕事の質に関わりますから」

 なかなかに手厳しい観察眼であります。評判というものは、自分の知らないところで形成されているのです。


    ◆


 さて、挨拶に訪れた営業マンは、なんと今年大学を卒業したばかりの新人だそうですが、スラっとしたスタイルで笑顔もハツラツとしたイケメン君です。

 開口一番、「初めまして。何分まだ営業の日が浅いのですが、弊社の機器をいれていただいていない会社様をお訪ねして、いろいろと勉強させていただいています」と言います。

 どんな人がいるかわからない事務所に飛び込みで訪問して営業をするというのは、なかなか勇気のいることです。

 身の上話を聞くと、学生時代は野球をやっていて、高校は甲子園に何度も行っている常連校でしたが、「自分たちの3年間はそれが叶わなかった、残念な世代なんです」と自虐ネタを披露。

 それはそれで印象づくかもしれませんよ。

「最近の若い人たちは、営業や現場仕事を嫌うと聞いていたのですが、営業でも仕方ないと思っているのですか?」
「私は営業職を希望したんです。それは、この会社が、幼い時からの野球の先輩が就職して営業をしている会社でして、その先輩になんとかついていきたいと思っていたものですから」

 ああ、初々しくていいなあ、と思うのでした。

 なんだかとてもアドバイスをしたくなって、いろいろなことを話してしまいました。

 彼は良い話になるとノートを取り出して、「ああ、いいお話ですね」とメモを取っていました。

 さんざん対話をして、私が最後に言ったことは、「何か、役に立ちそうな話がありましたか。もしあったとして、その『良いですね』と感じたことを実践できるかどうかがポイントですよ。大いに頑張ってくださいね」という励ましでした。

 さて、パソコン1台からでもこのA社さんに機器のリースがうまくいくでしょうか。

 異なる会社同士で切磋琢磨することで、人も会社も成長するように思います。

 しかし、そんな我々の期待に高いレベルで応えてくれることを求めることは、働き方改革に逆行するのかなあ。
 
 さて、この新人営業マンの成長を見守りつつ、次世代の育成にもつながるとよいのですが。
 

 

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札幌市の用途地域が変わります ~ 質問はピリ辛ではなかったな(笑)

2018-12-04 23:45:45 | Weblog

 

 札幌商工会議所の入っている北海道経済センタービルに用事があって、大通の地下道からビルへと向かいました。

(そういえば、市役所東側に新しい連絡通路ができたんだったなあ)と思い出して、さっぽろ創生スクエアの前の地下道をずっと歩いてゆきました。

 初めて通るみちでしたが、経済センタービルに地下でつながっていることを知って、なるほどと納得。

 地下道を作るというのは、こうやって沿線のビルと繋げてゆくことでより便利な社会になっていくはずなのですが、札幌の地下道はしばしば一度外に出るだけという作りが多くて閉口です。

 こうやって都市は新陳代謝をしていかなくてはいけないのに、そこへの投資を怠ると、すぐに古ぼけてしまいます。

 今はもてはやされている、札幌駅と大通駅を結ぶ「チカホ」だって、何年ほったらかしにされて、経済効果の発現が遅れたことか。

 これなどは行政の不作為のようにも思いますが、まあ多くの市民は忘れてしまうのでしょうね。


    ◆


 経済センタービルでの用件は、札幌市役所による「(都市計画法の)用途地域見直し素案」の説明会に出席したものでした。

 札幌市では、平成28年3月に策定した「第2次札幌市都市計画マスタープラン」とコンパクトシティを目指した「札幌市立地適正化計画」を踏まえて、平成30年6月に、市街化区域における土地利用計画制度の考え方を示した「土地利用計画制度の運用方針」を改定したところです。

 今回は、これらに基づいて、用途地域等の土地の使い方のルールについて、全市的な見直しを行うこととしており、その内容について市民や各種団体に説明と意見募集活動を行っている一環です。

 札幌市の立地適正化計画ではすでに、今後20年間の間に札幌市の人口は現在の196万人から182万人程度に減少するという予測を立てています。

 そうした人口減少局面を迎えて、都市計画をどのように誘導しようか、というのが今回のテーマです。

 資料の説明が終わったところで質疑応答の時間があったので、挙手の上質問をしてみました。

 面白かったのは、建ぺい率を現在40%のところで50%に緩和する区域を設ける、という説明があって、それが札幌市街地の縁辺部に集中していることでした。

 コンパクトシティを目指すのなら、周辺に厳しくて、拠点形成地周辺には誘導的な飴玉をちらつかせるのが常とう手段だと思いましたが、説明は「これは建て替えを促そうという意味です」ということで、納得度は半分かな。

 また、集合型居住誘導区域として、人口減少が予想される地域の居住の利便を図る地区が設定されていますが、どうも市営地下鉄周辺が多いようで、「JR沿線はいいのですか?」と質問をしましたが、「その他の交通結節点からはバスもありますし」という回答。これも納得度半分かな(笑)。

 
 そのほか、雪対策、除雪対策を都市計画制度上でどのように実現するか、などまだまだできそうなことはありそうですが、190万市民のコンセンサスをとるというのはなかなか大変そうであります。

 もっと市民も興味と関心を持ってくれるとよいのですが、話題の領域が専門的だから難しいかな。


    ◆


 経済センタービルへの地下道に沿って、沖縄のアンテナショップがあったので、「島とうがらし」と島唐辛子を混ぜたマヨネーズの「島マヨ」を買い求めました。

 これでマヨネーズに七味唐辛子を振ることなく、辛いマヨネーズが楽しめます。

 あー、沖縄に行きたくなってきたー

 

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建設労働界のファーストペンギン

2018-12-03 23:35:50 | Weblog

 今日は会議の後に、舗装業界の皆さんと懇親会がありました。

 今日、皆が揃うと話題になるのは、人手不足の話です。

 今のままでは、あらゆる業種で人手が不足して、社会に必要な物もサービスも生産されない社会になってしまいそうで不安です。

 そんな中、ある会社では、東南アジアの国の技術者を雇用する計画を進めているそうです。

 これは今国会で議論されている、外国人労働者の受け入れ拡大のために入管法改正して、外国人技能労働者に新たな在留資格を与えるものとは違って、最初から日本語を学んだ技術者として雇用するというものです。

 そのためには日本語が話せるようになる必要があって、現地の国で日本語を学んでいて、5段階でいうと、3段階くらいの日本語力は身についているのだそう。

 外国人に日本語を身に着けてもらって直接雇用することは、後から来る次なる部隊にとってのパイオニアです。

 言葉の問題も、慣れない日本の社会や文化への橋渡し役も期待できるでしょう。


 「ファーストペンギン」という言葉があります。

 これは、集団で行動するペンギンの群れの中から、天敵がいるかもしれない海に向かって、魚を求めて最初に飛びこむ1羽のペンギンのこと。

 それが転じて、その“勇敢なペンギン”のように、リスクを恐れず初めてのことに挑戦するベンチャー精神の持ち主を、米国では敬意を込めて「ファーストペンギン」と呼ぶのだそう。

 そうやって勇気をもって、生まれた国を離れてくる人を、私たちはいかに受け入れるべきでしょうか。

 
 その一方で、不法に我が国に入って来ようとする人も後を絶ちません。

 我が国に来ようとする全ての人が良いわけでも悪いわけでもありません。

 さて、私たちはどのように次の時代を暮らしていけばよいでしょうか。

 考えなくてはいけませんね。

 

   

 

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キャッシュレス時代とチカの天ぷら

2018-12-02 23:58:33 | Weblog

 今日はサッポロファクトリーにあるシネコンの、ユナイテッドシネマ札幌で、「人魚の眠る家」を観てきました。

 自分の子供が水の事故で脳死状態になったときに、親としてそれを受け入れられるのか、とりあえず目の前の子供に何をしてやれるのか。

 臓器提供の意思があれば脳死判定をして、脳死とされれば臓器提供ができますが、その意思がなければ脳死判定はせず、その場合の死は心臓死というのが、今の日本の法律なのだそう。

 そんな脳死かもしれないが心臓は動いているという子供をめぐる親の苦悩と葛藤と愛情の物語。後半から最後はこみ上げて来るものがありました。

 原作は東野圭吾ですが、よくこういう状況から物語を作れるものだと感心します。

 ところで、映画館へ行ってチケットを買うのには列に並ばないといけないのですが、こちらのユナイテッドシネマ札幌には、ネット予約という方法があります。

 会員になって、見たい映画を選んで座席を指定してクレジットカードで決済をすれば、購入はOK。

 あとは映画館の自動発券機に自分の会員カードを入れればすぐにチケットが出てきて、ちゃんとポイントも加算されています。

 値段も同じなので、まさに今政府が推奨しているキャッシュレス時代のサービスです。

 子供たちの春休みなどで、映画館へ行ってみたら「春休み映画劇場」で子供を連れた親御さんたちで長蛇の列ができたりしていることがありますが、そういうときは、列に並びながらスマホで見たい映画のチケットを購入して列から離れたこともあります。

 こういう便利な方法を使わないとなれば、長蛇の列に並んで映画の上映時間に遅れそうな運の悪さを呪わなければいけません。

 最近の若者はキャッシュレス社会に対して、ややネガティブなイメージを持っているといわれますが、皆さんはキャッシュレスシステムをどうお考えでしょうか。

 メリットよりデメリットが不安で飛び込めない、ということなどあるのでしょうか。

 キャッシュレスの手段にいろいろなやり方があって混乱するというのはうなずけますが、僕は不安より便利が多いので、便利に使った方が良いのではないか、と考える立場ですが、皆さんはいかがでしょうか。

 
      ◆


 さて、話は変わりますが、昨日のブログで調子に乗って「小樽港でチカを70匹釣りあげた」と書きましたが、今日それを捌いていて、サバが3匹混じっていたことに気が付きました。

 なのでチカは67匹でした。謹んでお詫びいたします。


 チカも大きさのムラが大きくて、大きいのは20センチ弱あるものの、小さいのは8センチと、ワカサギくらいの大きさです。

 とりあえず大きめのものを10匹選んで、背開きにして天ぷらにしました。

 白身がフワフワで、日本酒で美味しくいただきました。

 さて、残りのチカはどうしましょうか。

 

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