今日は仕事納め。
今年の仕事も無事に終えて、ほっと一安心です。
今務めている舗装事業協会は、採用されてから2年半が経過して、つまりは3年目。
毎年行うべき仕事は3回目をこなしている最中です。
人生の中では何度も転勤をしてきましたが、そのたびに新しい場所で新しい仕事をします。
一年目は初めてなので、全く要領が分からなくて、前任者が残してくれた資料を基にして同じようにやるのが精一杯。
それが2年目になると、一度やったことは慣れて安心してできますが、2回目をこなしてみてようやく、(ああ、ここはこうした方がよかったな)という改めたり、変えたりした方が良いと思うようになります。
そしてその実際に改善を加えてやってみることができるのは3回目となる3年目なのです。
現役の時代は、転勤のサイクルって大概、2年か3年だったので、3年目に入るということは、(ああ、もう来年はここにはいないな)と思いながら仕事をしたものです。
それが、ずっと同じ職場や土地にいるとなると、どうしても心に慣れや諦めみたいな気持ちが生じてしまって、その組織全体の変化の仕方が緩やかになってしまいます。
一人くらいダッシュして目立って頑張っても、組織全体はなかなか変わらないということが分かってしまうので、周りのスピードに合わせてしまうのです。
そのペースで、定年まで勤めきることを考えると、走るペースは完走を目指すマラソン的なスピードになります。
転勤で、今のところには2年か3年しかいないぞ、と思えば、800m走くらいのスピードで走り続けて、転勤すればまた次の職場を新鮮に思って、800m走くらいのスピードで仕事や暮らしに取り組めたような気がします。
最近の若者は転勤を嫌う、と言われますが、場所や仕事が変わることを人生の節目とか、頭を切り替えるきっかけと思えば、とてもよいチャンスなのに、と思います。
職場での仕事だけではなく、日常に慣れてしまわずに、常に変化を求めていたいものですし、その変化を楽しむような気持になると、人生はずっと楽しいものになるのではないでしょうか。
いつも何かを変えていきましょう。