塩野七生さんの『チェーザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷』を、4日かかって読了しました。
法王アレッサンドロ六世の息子として生まれたチェーザレ・ボルジアは、冷酷な計算により、
一時は、イタリアの王にまで登りつめそうなほどの勢力を誇っていた。
しかし、あと少しというところで、父と共に、マラリアに罹ってしまう。
自身は病に苦しみ、父を亡くし、その勢力は衰退の一途をたどる。
レオナルド・ダ・ヴィンチとの関係も面白いのですが、「君主論」のマキャベッリの思想に
多大な影響を与えていたとは、この本を読むまで知りませんでした。
イタリア統一と支配の野望達成の目的のため、手段を選ばなかったチェーザレの生涯。
小説としても面白く、歴史書としても斬新でした。
法王アレッサンドロ六世の息子として生まれたチェーザレ・ボルジアは、冷酷な計算により、
一時は、イタリアの王にまで登りつめそうなほどの勢力を誇っていた。
しかし、あと少しというところで、父と共に、マラリアに罹ってしまう。
自身は病に苦しみ、父を亡くし、その勢力は衰退の一途をたどる。
レオナルド・ダ・ヴィンチとの関係も面白いのですが、「君主論」のマキャベッリの思想に
多大な影響を与えていたとは、この本を読むまで知りませんでした。
イタリア統一と支配の野望達成の目的のため、手段を選ばなかったチェーザレの生涯。
小説としても面白く、歴史書としても斬新でした。