こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

千里伝 五嶽真形図

2010-04-29 00:00:00 | 未分類
仁木英之さん『千里伝 五嶽真形図』を読みました。

かつて、世界には何もなかった。
老君は無から有を生み出し、西王母は天地を創造し、秘宝‘‘五嶽真形図’’が万物をつなぎとめた。
人は、種の争いを勝ち抜き、天地での繁栄を許された。
しかし、天地の器となるべき武帝が、その修行を忘れ果てたため、器としては認められなかった。
‘‘五嶽真形図’’に再び器として選ばれるため、人と‘‘人’’の子・千里を始め、
吐蕃の狩人や少林寺の僧侶が、それぞれの願いを胸に集まってきた。
果たして、選ばれるのは誰なのか?

唐の時代を舞台にしたスペクタクルロマンとでも言えますでしょうか?
共に行く旅路は、同時にそれぞれの心の成長への旅でもあります。
千里たちが、今後どのような人生を歩んでいくのか?
続編も、とても楽しみです。

コメント
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