こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

犬は「びよ」と鳴いていた

2010-04-24 00:00:00 | 未分類
山口仲美さん『犬は「びよ」と鳴いていた 日本語は擬音語・擬態語が面白い』を読みました。

たまたま見た「週刊ブックレビュー」で紹介されていました。

さて、日本語には、擬音語・擬態語が多く、発音の響きが意味に直結しているため、
外国人は感覚として分からず、とても困るそうである。
また、翻訳者たちも、英語や中国語などに該当する語が存在せず、
それに近い普通の語に置き換えて翻訳するため、本来の情緒が失われてしまうという。

この本では、犬・猫・ねずみ・牛・馬・狐・モモンガ・ツクツクボウシなどの鳴き声の、
昔から今に至る変化を分析している。

犬が昔、人に飼われるまでは「びよ」という鳴き方をしていたのは知っていましたが、
日本人の身近に存在したこれらの生き物の声が、これほど多くの聞き方をされていたということが、
面白いです。
ただ、生き物の擬音語・擬態語の由来にも興味が出てきたので、
次は、そういう本を出していただきたいものです。
あ、もうそれは辞典になってしまいますか?

コメント
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