モラトリアム・シアターproduced by腕貫探偵 (実業之日本社文庫) 価格:¥ 630(税込) 発売日:2012-10-05 |
住吉ミツヲは、就職が決まらずぶらぶらしていたところを、母・美津子によって、彼女の母校、メアリィ・セイント・ジェイムス女子学園、略してMSJに、臨時の英語講師としてむりやり押し込められた。
嫌々ながらも、真面目に忙しく勤めていたミツヲの元に、遅野井愛友という優秀な生徒が、授業のことで足繁く質問に来るようになった。
一方、学園の教師とその妻たちの間では、複雑な不倫関係が交錯していた。
ある日、その妻の一人から、ミツヲに借りがあるので、その清算をしたいと呼び出された。
しかし、現場に到着してすぐに頭部に衝撃を受け、気絶してしまった。
そして、気づいた時には、その女性の刺殺体と手には凶器と思われる包丁が・・・。
ミツヲのあやふやな記憶の下、はっきりしない人間関係。
果たして、犯人はミツヲ?はたまた他の登場人物?
腕貫探偵の名がありながら、彼が一度しか出ずにどんどん話が進んでいくなとは思っていたのです。
でもまさか、そのような真相があったとは!
タイトルに要注意ですよ。