自分の愚かさから友人を死に追い込んだ相良邦雄は、妖怪と人間が共存する<真朱の街>に住み、絶世の美女でありながら全身に百の目を持つ妖怪・百目の探偵助手として働き始めた。
妖怪がらみの事件ばかり選ぶ百目は、人間が依頼する場合、報酬をその人間の寿命で支払わせることにしている。
しかも邦雄自身も、時折頼み事などで寿命を吸われているのだ。
事件が事件だけに怖いばかりかと思っていましたが、かまいたちについては、人間よりも彼の理屈に分があるように感じました。
全ての妖怪を浄化しようと考えているらしい播磨遼太郎にも、何らかの心理的背景が隠れていそうですし、邦雄とともにどうなっていくのか続きが楽しみです。
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妖怪探偵・百目 1: 朱塗の街 (光文社文庫) 価格:¥ 648(税込) 発売日:2014-07-10 |