こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『妖怪探偵・百目1 朱塗の街』上田早夕里

2014-07-17 19:36:19 | 本と雑誌

自分の愚かさから友人を死に追い込んだ相良邦雄は、妖怪と人間が共存する<真朱の街>に住み、絶世の美女でありながら全身に百の目を持つ妖怪・百目の探偵助手として働き始めた。

妖怪がらみの事件ばかり選ぶ百目は、人間が依頼する場合、報酬をその人間の寿命で支払わせることにしている。
しかも邦雄自身も、時折頼み事などで寿命を吸われているのだ。

事件が事件だけに怖いばかりかと思っていましたが、かまいたちについては、人間よりも彼の理屈に分があるように感じました。

全ての妖怪を浄化しようと考えているらしい播磨遼太郎にも、何らかの心理的背景が隠れていそうですし、邦雄とともにどうなっていくのか続きが楽しみです。

妖怪探偵・百目 1: 朱塗の街 (光文社文庫) 妖怪探偵・百目 1: 朱塗の街 (光文社文庫)
価格:¥ 648(税込)
発売日:2014-07-10
コメント
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