こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『タイムストーリー 3日間の物語』日本児童文学者協会・編

2015-05-10 19:38:04 | 読書感想
魔女にカメレオンにされた女性に電車を乗り越すように頼まれた、遅刻寸前の少年。
『電車のカメレオン』
宗教民俗学を研究し、晩年は田舎で自分の研究をしていた祖父の遺言とは?
『死者からの電話』
両親がお葬式に行っている間、留守番をしていた三兄妹は教育目的のためにやってきたという宇宙人と3日間暮らすことになった。
『宇宙人図鑑』
小夜子とケンカして口もきかなくなった深雪が、彼女に「わたし、月へ帰らなくちゃいけないの」とささやかれた。その真相とは?
『ゆきとよる』
平和だった<赤岩の国>の鉱山で金脈を掘り当ててしまったため、大国に攻められかねない事態に陥ったのに、姫のシルバは何もできない。姫が国を救うためにとった行動が、思いもよらぬ方向へと向かう。
『三人の杖殿』

今回、SF専門の作家はいませんでしたが、それらしい話はあり、面白く読めました。
あと、「死者からの電話」と「三人の杖殿」が特に気に入り、後者は続きが読みたくなりました。

これで『タイムストーリー』5冊を読み終えたわけですが、5冊とも、それぞれ挿絵と表紙絵を描いたイラストレーターさんが素晴らしく、そこもいい本だと思えました。
コメント
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