こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『踊り子と探偵とパリを』小路幸也

2015-12-21 19:39:39 | 読書感想
英国の御曹司ユージン・オースティンは、作家になりたいがため勘当同然で家を出て、パリの<ドゥポン通り>にある<オテル・ドウ・シゾン>の半地下に安価で住まわせてもらっていた。

ある日、キャバレー《サンク・ルージュ》の踊り子ブランシュがアメリカから帰国し、凱旋公演をするというので見物に行き、恋に落ちた。
そんなユージンに知恵をつけたのは、ユージンが《サンク・ルージュ》に向かう途中に暴漢に襲われたところを助けたアメリカの探偵マーク・マクベインだった。
マークは、彼が追う伝説の呪いのダイヤを取り戻す手助けをする代わりに、ユージンの恋路の手助けをしてくれると言ったのだ。

パリを舞台に、希代の天才詐欺師を敵に回して繰り広げられる大捕物。
恋と幻想の、面白い冒険小説でした。
コメント
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