こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『谷根千ミステリ散歩 中途半端なミステリ散歩』東川篤哉

2021-10-15 20:04:03 | 読書感想
 
谷中の居酒屋『鰯の吾郎』の看板娘(?)女子大生の岩篠つみれが、自宅の手伝いの為にフロアに足を踏み入れると、古びた木製のカウンター席に、一つ年上の先輩、高村沙織さんを見つけた。

彼女が午後三時から、場末の(をいをい)居酒屋でひとり飲みしている理由とは?

先輩からの恋の悩みからの相談をきっかけに、兄の『なめ郎』の親友(?)竹田津優介の助言を聴きに行ったところ、彼女を悩ませた原因に事件性がある事が分かり、なぜかそれ以来、つみれは、次々と事件に出くわす。しかも、事件の真相を突き止めたのは、つみれだという誤解までついてきた。

つみれが出くわした4つの事件から成る短編ミステリです。
そのうち、初めの3編については推理の全てが納得できているのですが、最後の事件に引っかかりを覚えています。
いや、犯人については初めから、ストーリーの流れから何となくコイツかな?と感じたのですが、被害者の行動と犯人との関係性に不自然さを感じたのです。
また、二人の行動から、その関係性に別の可能性もあり得るかな?とも思えたりして。
もちろん素人考えですし、あくまでも勘で論理的に突き詰めて考えていないので、他の方と考えを精査していくと穴だらけだとは思うのです。
本当のミステリマニアなら表にでもして考え抜くのかもしれませんが、いかんせんうっすらとしたミステリ好きに過ぎませんので、この辺りで中止にしたいと思います。
ごめんなさい。
コメント
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