こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『おそろし 三島屋変調百物語事始』宮部みゆき

2011-08-28 19:35:46 | 本と雑誌

おそろし (新人物ノベルス) おそろし (新人物ノベルス)
価格:¥ 900(税込)
発売日:2010-06-12
おちかは、自分のせいで起きてしまったと思っている事件を心に病み、それを癒すために、江戸のカンダ三島町で袋物を商う叔父夫婦のもとに預けられた。

罪悪感を忘れるために、女中として身を粉にして働くおちか。

人に会うのも避けていたおちかだったが、叔父・伊兵衛が、やんどころない事情で外出するために、来客の応対を任されることとなった。

曼珠沙華の花を恐れる客の話す昔語りによって、おちかの心は次第に溶かされ、少しずつ心持ちが変わっていく。

その後、伊兵衛の計らいによって聞かされる、様々な人々の不思議な身の上話とおちかに起きた出来事は、どのように彼女に影響していくのか?

「あんじゅう」の前日譚です。

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おそろし 三島屋変調百物語事始

2011-08-28 00:00:00 | 未分類
宮部みゆきさん『おそろし 三島屋変調百物語事始』を読みました。

おちかは、自分のせいで起きてしまったと思っている事件を心に病み、
それを癒すために、江戸の神田三島町で袋物を商う叔父夫婦のもとに預けられる。

罪悪感を忘れるために、女中として身を粉にして働くおちか。
人に会うのも避けていたおちかだったが、
叔父・伊兵衛がやんどころない事情で外出するために、
来客の応対を任されることとなった。

曼珠沙華の花を恐れる客の話す昔語りによって、おちかの心は次第に溶かされ、
少しずつ心持ちが変わっていく。

その後、伊兵衛の計らいによって聞かされる様々な人々の身の上話と
おちかに起きた出来事は、どのように彼女に影響していくのか?

「あんじゅう」の前日譚です。

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『11eleven』津原泰水

2011-08-27 19:28:05 | 本と雑誌

11 eleven 11 eleven
価格:¥ 1,785(税込)
発売日:2011-06-16
幻想的な短編が、11編収録されています。

中でも印象的なのは「五色の舟」「延長コード」「手」「テルミン嬢」「土の枕」で、3作品が既読のアンソロジー集の収録作品だったのは、偶然ではないでしょう。

ただ「五色の舟」の結末が記憶と微妙にずれているのですね。読んだ後、頭の中で少しずつ物語を修正(?)していったのかと思えます。

どの物語も、読者を現と幻の狭間に連れて行ってくれます。

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11eleven

2011-08-27 00:00:00 | 未分類
津原泰水さん『11eleven』を読みました。

幻想的な短編が、11編収録されています。
中でも印象的なのは「五色の舟」「延長コード」「手」「テルミン嬢」「土の枕」で、
3作品が既読のアンソロジー集の収録作品だったのは、偶然ではないでしょう。

ただ「五色の舟」の結末が、記憶と微妙にずれているのですね。
読んだ後、少しずつ物語の記憶を改変していったのかと思います。
どの物語も、読者を現と幻の狭間に連れて行ってくれます。

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『黄泉坂案内人』仁木英之

2011-08-26 19:30:50 | 本と雑誌

黄泉坂案内人 黄泉坂案内人
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2011-07-01
元社長でタクシー運転手の磐田速人は、生活に疲れた妻子にも去られ、気を取り直そうと訪れたキャンプ場の桟橋で、目前の光景が歪み、水へと滑り落ちていった。

気がつくとそこは入日村。黄泉坂を上ったところにある村だった。

ひょんな事からナトリに名前を奪われてしまった速人は、現世に戻れなくなり、名前を取り戻すまで迷える魂を救うためのタクシー運転手になった。

初めは迷える魂を成仏させるためだけに働いていた速人でしたが、次第に村に不穏な空気が流れ始めます。果たして村は、そして速人はどうなるのか?

温かく切ない物語です。

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