本能寺の変で織田信長が討たれたあと、清須城でその跡目を誰が継ぐかということを話し合った清須会議。
会議に至るまで、武将それぞれが権謀術数をめぐらし、自らが推す人物がどれだけ跡目にふさわしいかを皆にアピールしていく姿が描かれています。
話自体はとても面白く、武将だけでなく様々な女たちの心の動きも描かれて興味深かったのですが、言葉があまりにも現代語なので、違和感を覚えました。
映画版はどうだったのでしょうか？とても気になります。
これも、三谷さんの戦略？
 |
清須会議 価格：（税込） 発売日：2013-07-31 |
杉山という名のタイハクオウムを心配している透明人間という人物から、百瀬の法律事務所に彼の様子を見てきて欲しいというメールが届いた。
着手金五十万円、彼の様子を写真付きで報告すれば報酬金としてさらに五十万円支払うというのだ。
引き受けて依頼内容を達成したのはいいのですが、杉山まで引き取ってしまうのは百瀬らしいですね。
さらに今回も杉山をきっかけに多くの登場人物を幸せにしていくところが、百瀬の百瀬たるゆえんです。
もちろん、裁判も解決しているのですから、やはり百瀬は天才です。
恋人との仲は、父親が最大の壁ですが百瀬なら大丈夫のような気がします。
 |
猫弁と透明人間 (講談社文庫) 価格：￥ 630（税込） 発売日：2013-02-15 |
アフリカのスーダンの首都・ハルツームで生まれた視覚障がい者のアブディンさんは、２０歳になる少し前に来日なさいました。
当時、スーダンの政治状況は悪く、大学は四か月も閉鎖されたまま再開するめども立っていませんでした。
そんな中、鍼灸を学ぶための日本への留学話が、アブディンさんの元に舞い込んだのです。
来日してから紆余曲折があって、執筆時、日本の大学院生だったアブディンさん。
大変なことも多い中、よく日本のことを好きでいてくださると思いました。
今、就職されて幸せでいてくださることを願っています。
 |
わが盲想 (一般書) 価格：￥ 1,470（税込） 発売日：2013-05-16 |
