こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『目白台サイドキック 五色の事件簿』太田忠司

2015-04-21 19:30:56 | 読書感想
天才的であるがゆえに警察上層部に自由な行動を許されている刑事・南塚浩平。
お屋敷に住む名家の当主だが、ある秘密を抱えている北小路準。
新米で善人。南塚の見張り役を言い渡されているため、刑事でありながら単独行動をせざるを得ない苦労性の無藤太郎。

この三人が、奇妙な事件となると駆り出されるようになってもう三巻目。
今回は、北小路と同じ立場と称する人物からの手紙から始まります。
様々な特技を持ち、それを悪用する幽霊に次々と出くわし、封印していくのですが何かがおかしい。

相変わらず南塚の悪癖も出るものの、このシリーズもそろそろ急展開の気配?
大きな事件が次に起こりそうに感じられます。
楽しみでワクワクしています。
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コミックス『北欧女子オーサが見つけた日本の不思議』オーサ・イェークストロム

2015-04-20 19:27:15 | アニメ・コミック・ゲーム
スウェーデン人漫画家オーサさんが、日本に来て体験した文化の違いを描いたコミックエッセイです。

東京は、毎日が遊園地で驚きの連続みたいです。
逆に、私がこのコミックスを読んで驚いたのは、オーサさんの韓国人のお友達が白夜を知らなかったこと。
その人だけなのか、韓国のほとんどの人が知らないのか、とても気になりました。

最後に、オーサさんが日本を気に入ってくださっているのはとても嬉しいのですが、都会に疲れたらたまには田舎でリラックスしてくださいね。日本にも、ありますし。
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『薫香のカナピウム』上田早夕里

2015-04-19 19:32:33 | 読書感想
愛琉は、家長と世話役に世話をされながら、大勢の少女たちと樹上家屋で暮らしていた。
そろそろ<巡りの者>たちと<巡り>を<合わせる>ことを心待ちにしながら。

しかしちょうど<巡り>の頃に森に住む人々が病に侵され始め、<巨人たち>と呼ばれる統治者が干渉しだしたことから、この森と人間の秘密が解き明かされていく。

人類の一部が宇宙で暮らし始めて何百年も経った地球を舞台にしていますが、普通に暮らしていきたい人々と傲慢な権力者の溝は現代のそれにも当てはまるようで、寒気を覚えました。
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『夫に出会わないためのToDoリスト』ケルスティン・ギア

2015-04-18 19:36:27 | 読書感想
カティとフェリークスは、お互いを尊重し愛し合う円満な夫婦。
問題は、フェリークスの家族や親友とカティのうまがあわないことだった。

そんなある日、カティはメールの送信ミスから青い瞳のマティアスと惹かれあうようになる。
初めはためらっていたカティも、あるトラブルをきっかけに夫のことは忘れてマティアスの胸に飛び込もうとする。
しかし、思いがけない事故により、ホームに入ってくる電車の前に落ちてしまう。
気がつくと5年前の盲腸の手術の後に目覚めることとなった。
タイムトラベル?
これをチャンスだと思ったカティは、夫に出会わずにマティアスと人生を共にする方法を模索し始める。

タイムトラベルラブコメディですが、今度は大人の女性が主人公。
彼女の計画がみんなを幸せにするかどうか、お楽しみに。
私は、とても面白く読みました。
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『ホームズ連盟の事件簿』北原尚彦

2015-04-17 19:33:10 | 読書感想
ワトソン、ハドスン夫人、レストレード警部、サー・ヘンリー・バスカヴィル、ベイカー・ストリート・イレギュラーズのリーダー・ウィギンズ少年、アイリーン・アドラーと、ホームズシリーズの主要人物が、探偵役となってそれぞれの事件を解決します。

特に気に入っているのは、ハドスン夫人、ウィギンズ少年、アイリーン・アドラーの物語です。

ハドスン夫人は交友関係を利用し、ウィギンズ少年はホームズに学んだ人間観察力によって、アイリーンはその知恵と勇気によって、事件を解決に導くところが好きです。

中でも、ウィギンズ少年の昔語りには、やはりその勇気と思いやりを強く感じさせられました。

去年の秋に出た北原さんのホームズ物で読んでいないのは、『ジョン、全裸同盟へ行く』です。
読むのが楽しみです。
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