二宮光二郎は、七十五歳。
現役時代は公立中学の理科教師をしており、家でも壊れた家電製品を器用に修理していた。
しかし最近では短期記憶もあやしくなり、分解したことを忘れて散歩に出てしまったり、パソコンなどの精密機械に挑戦して壊してしまったりするようになった。
今日もエアコンを分解して、嫁の雪絵に叱られてしまった。
家出を決行したものの公園でつい眠ってしまっているうちに、なぜか手に血のついた鎌を持ち、隣に刃物で切られた男が倒れていた。
記憶にないが、光二郎がやったのか?
孫のカケルとともに犯人を捜す光二郎自身の記憶が定かではない、という珍しいミステリです。
しかも、被害者が光二郎を犯人だと証言するんですよ。
どうなるんだろうと思いました。
なかなか入り組んだ展開で、ハラハラしながらとても楽しく読ませていただきました。
現役時代は公立中学の理科教師をしており、家でも壊れた家電製品を器用に修理していた。
しかし最近では短期記憶もあやしくなり、分解したことを忘れて散歩に出てしまったり、パソコンなどの精密機械に挑戦して壊してしまったりするようになった。
今日もエアコンを分解して、嫁の雪絵に叱られてしまった。
家出を決行したものの公園でつい眠ってしまっているうちに、なぜか手に血のついた鎌を持ち、隣に刃物で切られた男が倒れていた。
記憶にないが、光二郎がやったのか?
孫のカケルとともに犯人を捜す光二郎自身の記憶が定かではない、という珍しいミステリです。
しかも、被害者が光二郎を犯人だと証言するんですよ。
どうなるんだろうと思いました。
なかなか入り組んだ展開で、ハラハラしながらとても楽しく読ませていただきました。