HBG合宿まで1週間となりました。毎年顧問が変わる毎にHBG校も変わります。私立高校である、九里学園、常盤木学園(宮城)、仙台育英T&F(宮城)、は変わりませんが、公立校の先生方は転勤で何度か変わりました。高城先生は、女川高校ー築館女子高校ー仙台三高。本正先生は、黒沢尻南高ー北上翔南高。奥山先生は、小国高校ー山形中央高ー谷地高校。いずれの先生方もインターハイで、優勝、入賞、の選手を輩出しています。東北大会で全員が再会することを楽しみにしていますが、県の総合成績ばかりでなく、東北大会の総合成績を見ても転勤したばかりの高校を除けば全て上位にあります。上記の先生方との出会いは様々で書き切れませんが、一番強烈だったのは本正先生かも知れません。指導者側の互いに学ぶ気持ちがあれば奥の深いものを求めていく事が出来ます。「ビリ哲学」を基本に、競技力としては、どんなに弱い選手であろうが3年間で県大会入賞を経験させたい。共通の目標です。まだHBG校ではありませんでしたが、スタートは合同合宿から始まりました。栃木の櫻井先生、福島の片平先生、米沢で私立高校(男子しか入部させない)にいた刈田先生、3名共現在は退職して現場を離れていますが、強烈なイメージのある先生方でした。これらの先生方との出会いがHBG校を作る基本になった気がします。今年はどんな合宿になるのか、年頭である私が1番楽しみにしているのかも知れません。頑張ろうHBG6校、目指そうインターハイ。明日は9時から市営陸上競技場で練習します。
HBG合宿が近づいて来ました。HBG合宿と言うのは学校を選んで合宿するのではなく、顧問、指導者が共通理念を持ち、陸上競技を超越したものを子供たちに教え伝えていくことにより、更に個人の能力を引き出して行こうとする合宿です(ビリ哲学)。全国の強豪校と言われる学校は、どうしても日常から技術指導にばかり力を入れ、連日、合宿でもないのに3時間以上過酷とも思える練習内容を部員に押し付け強化している学校が多く見られますが、ある意味では間違いの様な気がします。それらの方々は何としても強くしたいと思えば選手勧誘が全てで、県内外から優秀選手を集めて勝つ事のみを目標として取り組んでいます。全国で強いと言われている学校の8割は上記の学校ではないでしょうか。そして、数多く集めた選手の半数以上はいつの間にか消えていく、一握りの優秀選手だけが生き残り学校と指導者の名を馳せている。卒業すれば学校には寄りつかず、指導者の顔も見たくないと言う。(九里陸上の練習は朝練習40分、放課後はアップを含めてダウンまで2時間と少ないです)HBG校の狙いは部員を共有することにあります。一人一人を大切にし、弱い選手や落ち込んでいる選手に声をかけていく、合宿での学校差はなく10数名の指導者の心が一つであることに強化の意味を感じます。何故それが必要なのか後ほどその経過について書いてみたいと思います。