興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

祝・安馬大関昇進

2008-11-27 | チラッと世相観察
古い話になるが、大鵬、柏戸が登場したとき、中学の同級生だった物知りのT君が言った。
「‘呼び出し泣かせ’だ」

“呼び出し泣かせ” ・・・つまり大相撲の呼び出しにとっては栃錦(トチニシキ)、若乃花(ワカノハナ)というような五音節の四股名(しこな) がリズムをとりやすく、タイホウ、カシワドは四音節なので節(ふし)まわしがむずかしいというのだ。

(なるほど)
と思って、そのことを数十年経った今でもよく覚えているのだが、先の九州場所の番付表を見ても五音節以外の四股名は結構多い。

朝青龍、琴欧州は六音節だし、白鵬、魁皇は四音節、把瑠都、出島は三音節で、安馬はなんと二音節である。

安馬は大関昇進を機会に四股名を日馬富士(はるまふじ)に変えた。 五音節である。
呼び出しの人たちも喜んでいるかもしれない。


新大関日馬富士は幕内最軽量であるにもかかわらず、相撲勘の良さと熱心な稽古でこの地位をつかんだという。 喜ばしいことである。
緊張感のある相撲で角界の八百長疑惑を吹き飛ばしてもらいたい。