興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

冬の荒海を越えて

2011-01-30 | 季節の移ろい

わが家の庭のえさ台にやってきたヒヨドリです。

スズメやメジロをけちらしてえさ台に下りてくる、ガキ大将のような鳥なので、あまり好きではなかったのですが、1月9日のNHKテレビ「ダーウィンがきた」を見て、考え方を変えました。

「ダーウィンがきた」のその回は、「大追跡! ヒヨドリ津軽海峡越え」でした。
冬に向かって北海道から本州に、二千羽以上の群れを組み、津軽海峡の荒波を渡ってくるヒヨドリたちの姿を追っていました。

それは、仲間と力を合わせ、知恵を働かせ、天敵ハヤブサの攻撃をかわしながらの命がけの旅だったのです。
ヒヨドリに対するわたしの印象はガラリと変わりました。

津軽海峡越えのヒヨドリの中には、長野県辺りにまで行くのもいるということですから、埼玉のわが家に来たこのヒヨドリも、そのうちの一羽かもしれません。

「ヒヨドリさま、ようこそここへ・・・」