大好評の創作童話 「妖怪道中膝栗毛シリーズ」 の新刊です。
『妖怪道中膝栗毛 参 旅はみちづれ 地獄ツアー』
(三田村信行・作 十々夜(ととや)・絵 あかね書房・刊)
妖怪の頭領・山ン本 (さんもと) 五郎左衛門を追って、江戸時代にタイムスリップした小6の蒼一、夏実、信夫三人の、京に向けた東海道の旅は続きます。
今回三人は、浜松の宿で 「運び屋妖怪・黒ぶとん」 につかまり、地獄の入口、三途の川まで運ばれてしまいます。
そこにいたのは 「妖怪・奪衣婆(だつえば)」。 三途の川のほとりにいて、死んだ人の着物をはぎ取る鬼婆です。
亡者として閻魔大王のところに連れていかれそうになった三人。 はたしてその運命や、いかに?
作者の筆はますます快調。 登場するキャラクターたちが生き生きと活躍し、宿場町や街道筋の様子も目に見えるようです。
シリーズ三巻目ながら、各巻それぞれで完結。 どの巻から読み始めても大丈夫です。
小学校中学年から大人まで。 お薦めします。
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