興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

一途にマイ焼酎のおじさん

2013-04-03 | 美酒・美味探訪

昔から日本酒一辺倒だったわたしが、このところ焼酎をよく飲んでいます。

なぜ焼酎を飲み出したのか。
それは一年ほど前、黒糖焼酎 「朝日」 を池袋西武(デパート)で入手したからです。
奄美諸島・喜界島の焼酎です。

朝日はほんのりと黒砂糖の香りのする味の濃い焼酎でした。そしてわたしに
「また飲みたい」と思わせてくれた初めての焼酎だったのです。

森伊蔵、伊佐美などといった、美味しいとして名の通った焼酎ではありません。
たまたまわたしの好みに合っていたということなのでしょう。


それでは、なぜ池袋西武で朝日を手に入れたのか。
それは池袋西武の 「酒売り場」 で、朝日だけを一途に買いにきたおじさんを
目撃したからです。

おじさんは和洋酒が無数に並ぶ広い酒棚を一瞥もすることなく、「朝日」 と一言
店員に告げ、朝日30°の一升瓶を手にすると、レジで買い求め、サッとその場を
去っていきました。

朝日を買うこと、それだけを目的に来たのです。

(どんなに美味しい酒なのだろう)
とそれを見て思ったわたしは、自分もその日それを買って帰り、
‘朝日一途マイ焼酎おじさん’ の仲間入りをしたというわけです。


今では朝日だけでなく、芋焼酎などのほかの焼酎にも目覚めてしまいました。
いくつかの焼酎も、わたしの愛飲酒ラインナップに組み込まれてしまっています。

「あの人、あまり来なくなったなあ」
と、日本酒の銘酒を揃え待っている近所の酒屋さん、思っていることでしょう。


焼酎はお湯割りが好みで、黒ぢょかまで買ってしまいました。(上の写真)

キッチンのコンロで温めるのは、しばらくそこについてないといけないので、
近々食卓に置ける小コンロも買う予定です。