今朝、庭のバラの余分な枝を切っていたときのことです。
Tシャツ姿の、わたしの二の腕の素肌に何かが触れ、驚いて腕を振ると、それが地面に落ちていきました。
カマキリです。
カマキリは、そこから今度は開閉式のフェンスまで歩き、フェンスを登りはじめました。(上の写真)
途中、こちらを振り向いてわたしを見ます。
「見ててよ」 と言っているにちがいありません。
そのまま上を目指します。
ゆうらゆうらと体を前後にゆすり、足場を探しながらゆっくり登っていきます。
まるでスポーツクライミングのよう・・・。
スポーツクライミングといえば、四年後の東京オリンピックの追加種目に決定した競技です。
このカマキリもきっと、東京オリンピックへの参加を目指すことでしょう。(まさか)
そしてついに、フェンスのてっぺんまで登り切りました。
「どうだ」 と言わんばかりの格好で、またわたしを見ます。
そこでわたしは、こう言ってやりました。
「えらいえらい。 その向上心で、これからも生きていきたまえ」
われながら、完全に ‘上から目線’ です。
「それから、ついでに言っておくが、くれぐれも雌 (メス) には気をつけろよ。 食われてしまわないように・・・」
【以下2016.9.4書き加え】
(上のカマキリは雄ではなく雌だと、うちの山の神が主張しています。そうであれば、上の最後の文章を、以下のように書き換えたいと思います)
「それから、ついでに言っておくけど、くれぐれも雄 (オス) は大切にしてね。 用済みだなどといって、食ってしまわないように・・・」(少し語調がやわらかくなっている)