興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

カマキリのスポーツクライミング

2016-09-03 | 季節の移ろい

今朝、庭のバラの余分な枝を切っていたときのことです。

Tシャツ姿の、わたしの二の腕の素肌に何かが触れ、驚いて腕を振ると、それが地面に落ちていきました。

カマキリです。

カマキリは、そこから今度は開閉式のフェンスまで歩き、フェンスを登りはじめました。(上の写真)

 

 

 

     

途中、こちらを振り向いてわたしを見ます。
「見ててよ」 と言っているにちがいありません。

 

 

    

そのまま上を目指します。

ゆうらゆうらと体を前後にゆすり、足場を探しながらゆっくり登っていきます。
まるでスポーツクライミングのよう・・・。

スポーツクライミングといえば、四年後の東京オリンピックの追加種目に決定した競技です。

このカマキリもきっと、東京オリンピックへの参加を目指すことでしょう。(まさか)

 

 

 

    

そしてついに、フェンスのてっぺんまで登り切りました。

「どうだ」 と言わんばかりの格好で、またわたしを見ます。

そこでわたしは、こう言ってやりました。
「えらいえらい。 その向上心で、これからも生きていきたまえ」

われながら、完全に ‘上から目線’ です。

「それから、ついでに言っておくが、くれぐれも雌 (メス) には気をつけろよ。 食われてしまわないように・・・」



以下2016.9.4書き加え
(上のカマキリは雄ではなくだと、うちの山の神が主張しています。そうであれば、上の最後の文章を、以下のように書き換えたいと思います)

「それから、ついでに言っておくけど、くれぐれも雄 (オス) は大切にしてね。 用済みだなどといって、食ってしまわないように・・・」(少し語調がやわらかくなっている)