所用で群馬県に行ってきました。
上の写真は、渋川市伊香保町にある水沢観音の本堂です。
十数年前に、この近くにあるうどん屋さんで ‘水沢うどん’ を食べ、近くの伊香保温泉にも泊まったことがあるのですが、この水沢観音までは来ませんでした。
今回は水沢寺のご本尊、十一面千手観世音菩薩 (水沢観音) に、家族みんなの健康をお願いしてきました。
本堂の正面右側に 「一隅を照らそう」 と書かれた大きな扁額がありました。
天台宗の教えですね。
天台宗のサイトを見ると、一隅を照らすとは、「まず自分自身を輝いた存在としましょう。その輝きが周りも照らします」 とあります。
「一隅を照らす」 にはさまざまな解釈があるようですが、わたしはわたしなりに、
「世の隅にいても、日々謙虚に、自分らしく心豊かに生きることができれば、それこそが輝きである」
ということを教えているのだと思いたい。 行なうは難し、ですが・・・。
最澄も 「それは間違いだよ」 とは言ってこないでしょう。
本堂のわきにある六角堂。
六道 (地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間道、天道) において、自分の業(ごう) により迷いの生死をくり返す衆生 (命あるものすべて。とくに人間をいう) を教え導く地蔵尊を祀っている。
趣きのある建物ですね。
水沢寺の境内は小ぢんまりとしていて、観光地ずれしておらず、犬を連れ散歩している近所の人までいて、好感が持てました。
近くの水沢うどんを食べさせる店の一軒、田丸屋に入りました。
お昼1時過ぎなのに、入り口にたくさんの人が並んでいました。土曜日で三連休の初日、まあ、しかたありません。
びっくりしたのは、このお店の客さばき。 3~40人 (もっとかな?) 並んでいたのに、30分ほど待たされただけでした。
広い部屋が何部屋かあって、仲居さんが何人もいて皆テキパキしていて、厨房の調理体制も整っていたのでしょう。
食事が終わっても容易に立たない客を許容し、笑顔を失わず、受注、調理、配膳、食器片づけなどの、そのキビキビとした流れは、見ていてなかなか見事なものでした。
まあ、夜よりも昼時がこのお店の ‘勝負’ なのでしょうけどね。
うどん、なかなか美味しかったです。