興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

アンテナを持った花

2017-04-30 | 季節の移ろい

オダマキです。

これもわが家の庭に咲いた花。キンポウゲ科の多年草だそうです。

触覚を伸ばした昆虫のような、アンテナを伸ばした人工衛星のような花です。

周囲の何を感知し、受信または送信しているのでしょうか。

 

 

 


     

全体はこんな風になっています。
てっぺんに朝日があたり始めました。


ところで、淡路町の蕎麦屋「神田まつや」に、「小田巻むし」というのがあるのを思い出しました。
まだ食べたことはありません。

デジタル大辞泉を見ると、「苧環蒸し」または「小田巻蒸し」という漢字をあて、「うどんを入れた茶碗蒸し」とあります。

花のオダマキにも「苧環」という漢字をあてているようです。
苧環には「麻糸を空洞の玉のように巻いたもの」という意味もあり、花もうどんも、その形状からついた名前でしょうか。

神田まつやに行って、さっそく調べてみねば・・・。



*以下、2017.5.1 追加

  

一夜明けたオダマキ。

開いた花が増え、昆虫でもなく人工衛星でもなく、イルカの群れが元気に泳いでいるような、いきいきとした生命力を感じさせてくれます。

春、今たけなわです。