興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

アオサギのくる川

2019-10-31 | 散歩、時々旅

アオサギです。

 

 

   

水しぶきのかかる石の上にたたずんで、ジッと動きません。

石にぶつかり砕け散る水の、ジャブジャブ、シャワシャワという大きな音が、辺りを支配しています。
その中にあってアオサギは、独り静寂を聴き瞑想にふけっているようでもあり、獲った小魚を食べおわり、腹一杯になって ‘食休み’ しているようでもあります。

5分たっても、10分たっても微動だにしません。

アフリカにハシビロコウという ‘動かない鳥’ がいるそうですが、このアオサギはそれに負けていませんね。
(ハシビロコウについては、先日NHKの「チコちゃんに叱られる」という番組で紹介しているのを見て、初めて知りました)

 

 



   

これは、上のアオサギを見た3週間ほどあとに、ふたたび見たアオサギです。

同じアオサギか、別のアオサギか。
羽の付け根と目の周辺の黒模様を見ると、どうやら違うアオサギのようです。

わたしはこの川の近くに住んで30年余、コサギはときどき見るのですが、アオサギを見たことは一度もなかったのに、見だすと続くものですね。

このアオサギ、このときは瞑想には入らず、すぐに飛び去っていきました。