ウオーキングでよく歩く土手道の、対岸の道。
ここは人がほとんど通らないので、人が歩いたところだけ草がすり切れて、ほそくて長い一本道になっている。
山のケモノ道ならぬ、里の ‘ヒト道’。ずっと先まで真っすぐに続いている。
道は一本
単純で
まッ直ぐがいい
と相田みつをさんが詩に書いている。きっと、こんな道のことであろう。(意味違)
相田さんは、このあと、
何かを欲しがると
欲しがったところが
曲がる
と続けている。
わたしなりに解釈すると、これは
「あれこれ欲を出さず、たとえささやかでも自分の道を一途に歩みなさい。みずからがなさねばならないことを、ひたすら集中してやりなさい」
という教えであろう。
欲が深く集中力に欠ける、まさにわたしのための言葉。
途中で出合った白鷺。
コサギにしては大きい。ダイサギだろうか。ネットで調べても分からない。
そうこうしているうち、逃げられてしまった。
きょう5日は、二十四節気の一つ、啓蟄(冬ごもりの虫が地中からはい出るころ)。
開花が遅かったわが家の梅も、きのうぐらいからようやくほころび始めた。(去年は今ごろもう散り始めていたのに)
午後になって風が強まり、気象庁から「関東地方で春一番が吹いた」との発表があった。
統計開始以来最も早い観測だった昨年2月4日にくらべると、約1か月遅い発表とのこと。
寒かった冬も、いよいよ終わりである。